ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

キングスランサム 12年 陶器 1977年流通 オールドボトル

こんばんは。

今回はブレンデッドウイスキーです。

キングスランサム 陶器瓶 1977年流通のボトルです。何故分かるかは、後で。

 

12年熟成なので、1965年以前の原酒ですね。

 

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 ウィリアムホワイトリーがつくりあげた最高傑作との事ですが。。

それはマリッジ過程に秘密があるようです。

 

①ホワイトリーが原酒を手に入れる。

②すごい頑張って混ぜ合わせる。

⇨ここで、ハウスオブローズをリリース!!

③混ぜ合わせた中でも最高だったブレンド比の原酒をマリッジ樽に詰める。

 

※ここの情報は一切調べてないのですが、小さい樽に小分けするのも味のブレに繋がりそうなので、リフィルのバットとかでマリッジしたんでしょうなぁ、、

4〜5回使って再構成したバットとか、、

 

④詰めた樽を船の底に積む。バラストとして。

 

⑤地球を一周する。

 

⑥帰ってきた原酒をボトリングする。

 

⑦美味い。

 

といった感じだったのではないでしょうか。ざっくり書いてますので、ご容赦下さい。

 

こなれて美味しいウイスキーになってそうですよね。

王の身代金と呼ばれるのも分かりそうです。

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「round the world」の文字が見えます。

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瓶底には税関のスタンプが。

これで流通年が分かりました。

あくまでも税関を通った年なので、ボトリング自体はもっと前の可能性もありますね。

 

レモンハートとかで特集された事で伝説の、とか幻の、とか書いてたりしますが、 割と弾数は多いです。


 

弾数多いといいながら高いですね。

今はこんな値段になっているのか。。。。。

 

ポツダム会議に出席しなかった人は、買ってみて 

ポツダム会議にいると思って、是非飲んでみて下さい。

 

 

 

1976年詰 オールドグランダッド バイセンテニアル 4/5quart 86proof

こんばんは。

今回は久しぶりにバーボンです。

1976年ボトリングのオールドグランダッド バイセンテニアル 4/5quart 86proof 

です。 

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アメリカ建国200周年を記念してのボトリングです。

この年は色々なディスティラリーが記念ボトルを出したようです。

 

バーボンはbicentennialでバイセンテニアル

 

スコッチはbicentenaryでバイセンテナリー

 

ただ、言ってみただけです。

 

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輸入シールは無しです。

デキャンタボトルは相変わらず美しいです。

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白鷲が彫り込まれています。

割と手の込んだ造りで中の原酒も良いチョイスしてるんだろうな、と言うのが伝わります。

114だけじゃなくこちらも人気ですね。

 

出会ったら、トランプの話をしながら飲んでみて下さい。

 

それでは失礼します。 

 

 

 

 

グレンモーレンジ 10年 80年代 特級 従価時代 海外流通

こんばんは。

今回は、バーボン樽の魔術師、グレンモーレンジ 10年 80年代 です。

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毎度思うのですが、グレンモーレンジィって打った方が良いのでしょうか。

 

最後にEがあるからジィが正式発音なのかもしれませんが、本当どうでもいいことですよね。

 

さて、これは、TEN表記の前の、10表記。 80年代の中盤くらいですかね。

特級 従価の辺りです。

 

当たり前ですが、濃いです。

(何故当たり前かというのは、最初に樽詰めする度数が現在より低く、従って加水する割合もひくく、、、、云々)

 

実はTEN表記しか飲んだこと無いんですが。オリジナルと比べるとそりゃボディは厚めでしたね。

 

オリジナルはオリジナルで美味しいと思います。ハイボールにして、初夏あたりに飲んだら最高です。

 

さっぱりしててジャブジャブ飲みたいウイスキーってジャンルもあって良いと思うんですよ。

 

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裏面は何も無いですが、この時代はもちろん、国分と野澤の最強コンビ。

アードベッグ含め、ルイヴィトンにやられてしまいましたが。

 

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モーレンジ、冬にも良いですよ。

 

それでは失礼します。

 

 

 

 

 

 

セントジェームズ 12年 80年代 特級時代 750ml 43%

こんばんは。

今回は渋めのブレンデッド。

セントジェームズ12年 80年代です。

(St.Jame's 12years old 80's )

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BBRのフラッグシップ的ブレンデッドだったのですが、いつの間にか無くなってましたね。

BBR = ベリーブラザーズラッドはカティサークとか作ってる例のあそこです。

 

余談ですが、BBRが詰めるグラントとかキャパが割とイメージ良いんですよね。なんでだろ、チョイスする人と好みが似てるんでしょうか。

 

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裏面はシンプルですね。

ラベルに微妙な空白があるのは輸入社シールとか貼る想定ですかね。

マスターブレンダーのサインとかあればカッコいいんですけど。

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渋いコルクです。

ちなみに表ラベルに12の表記がないセントジェームズはもうちょい古いです。

 

美味しいブレンデッドほど終売になる説、ありますよね。

 

それでは失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

スプリングバンク 陶器瓶(茶) ノンエイジ 80年代 特級 従価

こんばんは。

今回はスプリングバンク ノンエイジの陶器瓶です。80年代の特級 従価時代ですかね。

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ビッグSは相変わらずカッコいいですね。

 

マルーンフラゴンやストーンジャグなんて言われてます。12年表記の黒ボトルよりは渋くて好きですね。

 

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裏面には何もありません。

おそらく、750ml 43% で 特級 従価 の木下商事扱いだと思います。

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非常に無意味なのですが、パラフィルムが巻いてあります。

しかし、贈答用の箱ですし、蒸発も無さそうです。状態は非常に良いです。

 

ただ、陶器の道はイバラですよ。

私も何回地獄を見たことか。

程度の悪い物が多いんですよね。

 

でも絶対美味しいんだよなぁ、、、

 

絶対に、美味しいんだよなぁ、、、

 

前に紹介した赤アザミよりは前に流通しているものだと思います。

 

amber-garden.hatenablog.com

 どちらもかっこいいですね。

 

 

それじゃ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タンカレー ジン 1970年代流通 スペシャルドライ ティンキャップ直後

こんばんは。今回は70年代流通と思われるジンをご紹介します。

ティンキャップ直後と思われる、タンカレー スペシャルドライ です。

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渋いですね。

消火栓やらシェーカーやら言われてますが、完全に消火栓ですね。間違いなく、そうです。

 

 

昔の消火栓もシェーカーも見た事無いですけど。

 

味わいはと言うと、門外不出のレシピと

言う事で今のタンカレーと同じかな?と思った方は、是非飲んでみましょう。

 

表ラベルに、1quart と 94.6proof と印字されています。

約946ml と 47.3% ですね。

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輸入会社のラベルも無いので、海外流通かと思われます。

キャップ部分は、

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プラキャップ?のショートスクリューです。この後、金属キャップに変わるのですが、流通年代の特定が難しいですね。

あまり、情報がありません。

海外のオークションサイト(エクスチェンジとかアンティーク)だと70年代とされていますね。⇒最近(2017年4月)になって再検索したら1960年代とする記事が増えています。

 

どういった事情でしょうか。

マラッカジンの記事もよろしかったらどうぞ。

 

amber-garden.hatenablog.com

 夏場にさしかかるとジンが美味しくなってきます。

 

出会った方は、フィーバーツリーで割ってジントニック一択です。

それじゃ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

ローガン(LOGAN'S) 1960年代流通 特級 従価 JAPANTAXシール

こんばんは。
今回は流通量の少ないブレンデッドです。60年代のローガンです。
まずは写真をどうぞ。

 

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「LOGAN'S」(ローガンズ)ですね。
言わずと知れたホワイトホースブランドの最上位銘柄です。

ローガンは何種類かボトルの遍歴がございまして、
ざっくりいうと、

70年代:「LAIRD O' LOGAN」(レアードオローガン)表記 角ばったキャップにライオンが浮き彫り

60年代:「LOGAN'S」(ローガンズ) グレーラベル ショートスクリューキャップ

50年代:「LOGAN'S」エクストラエイジ  ローガンさんのバストアップ

 

といった感じのラベルになります。

50年代と70年代のボトルもそのうちアップ出来ればと思います。

 

裏面は、

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もちろん、ジャーディンマセソンさん扱い。特級 従価 760ml 43% ですね。

キャップには、

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 JAPANTAXシールが付いています。

ショートスクリューキャップの上に。

 

液面もほぼ下がりはなく、割と良いコンディションのボトルですね。

出会った方は、休めよピーター、と言って味わってあげて下さい。