ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

80年代流通 カーデュ 12年 ジョニーウォーカーラベル 特級 従価 時代

こんばんは。

今回は、カーデュ 12年 80年代前半流通です。

 

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cardhu puremalt 750ml 43% 80's

特級時代のものですね。

ジョニーウォーカーのキーモルトとして有名で、非常に柔らかいモルトです。

没個性と言うにはちょっと言い過ぎかなと思いますが、飲みやすいお酒です。

 

ウイスキーとか飲んだこと無い人に、まず最初に飲ませるなら、断然カーデュのハイボールをオススメします。

 

よく初心者にお薦めのウイスキーは?のような記事をいくつか見かけますが、

一切 カーデュは入っておりません。

(まぁ、入手性とか考えたら普通はリベットとか推しますよね)

あまり知名度は無いですが、しっかりしたウイスキーです。

 

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ネックにはストライディングマンがいます。

ジョニーウォーカーのラベルにいる、あの紳士風おじさんです。

この時代はこんなに押し出してたんですね。

 

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裏面には何もありません。剥がれてしまったのか、、、元々無かった様な気もします。

 

ちなみに、正面ラベルの少し下にある、

「MALT」の左がPUREになっていますね。これが特級従価時代だったような気がします。

 

この後にSINGLEに変わったような。。

といいますか、PUREMALT事件でUD社(ユナイテッドディスティラリー)が怒られて変えたんでしたっけ?

 

 

とはいえ、ウイスキー未経験者への、カーデュのハイボール、オススメしますよ。美味しいです。

あと、モーレンジオリジナルのハイボールも未経験者には入りやすいです。

ウイスキーが好きになると思います。

 

銘柄はズレますが、初心者にはグレンモーレンジィのオリジナルあたりでも良いと思います。 

¥2924円 グレンモーレンジ オリジナル 10年 700ml(22-4)

 

¥3216円 カーデュ 12年 700ml(34-3)

どちらも「かめや」さんです。

 

 

 

今回の記事のオールドボトルは、ちなみに楽天では、8870円でした。

一本持っててもいいんじゃないでしょうかね。

 


 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

オールドパー 1930年代〜1940年代蒸留 コルク栓 クラックルパターン無し

 

 

こんばんは。

今回はオールドパーの歴史的ボトルです。

まずは写真をどうぞ。

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1940年代流通と思われる、オールドパー コルク栓です。

古いウイスキーの代名詞といえば、ティンキャップですね。

前にもティンキャップ・雑酒時代のオールドパーを紹介しています。

 

amber-garden.hatenablog.com

 ティンキャップというものの出自として、

 

コルク不足による代替案で考案されたもの。

 

となっています。その理由として、第二次世界大戦による世界的資源不足が背景としてあるようです。

 

では、第二次世界大戦はいつから始まったのでしょうか。

(歴史の勉強みたいですいませんが。。。)

wikiには1939年から1945年まで、と書いてありますね。

 

 

じゃぁ、1939年以前にボトリングされたオールドパーかといえば、一概には言えなくなります。(そうなると1920年代蒸留確定なのですが。。)

 

世界的な資源不足により、ティンキャップへの変更を余儀なくされたので、

戦火が激しくなった1940年~1941年前後で変わっていったのかなと考えます。

イギリス的には大空襲やらドイツへの宣戦布告やらなんやかんやありましたからね。

 

それで計算すると1920年代後半蒸留とも考えられるのですが、

まぁ、幅を持って1930年代蒸留の原酒と想定しています。

 

当たり前ですが、吉田茂さんがガンガン飲んでハマる前のボトリングです。

 

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 クラックルパターンが無いんです。

(瓶の周りにある、あのシワシワのやつです)

クラックルパターンを採用したのがいつ頃か分かれば、流通年代も特定できますね!!

 

クラックルパターン、、、は、、、と、、、、

 

全然情報がありませんな。

赤坂でBARをやられている方のブログで情報があり、MHDにも問い合わせているようです。よし、、、、、私もメールしてみよう!!!

 

(と、いう事で、返答があり次第、また更新します。)

ブログでは1940年代~50年代となっていますね。

まぁ、1940年代入ってもしばらくはコルクの在庫はあったでしょうから、、、

そう判断できるとも言えますが、、、

 

 

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 液面も問題ないですね。

というか、たっぷりあります。

ancient表記だったら戦前確定だったかも知れません。

 

まぁ、気長に待ちましょう。

オールドパーに詳しいかた、ご連絡おまちしております。

 

 

 

 

バランタイン 12年 1962年〜1971年流通 特級 従価 760ml 43% 明治屋扱い

こんばんは。

今回もバランタインになります。

毎度毎度すいません。

 

バランタイン 12年 1962年〜1971年流通品 となります。

 

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まずはお馴染み、赤青旗の確認ですね。

これで70年代前半くらい、という事を想定します。

そして、ラベル上部の「Ballantine's」の下、12の両脇に金字でゴニョゴニョ書いてありますよね。

 

すいません。拡大しましょう。

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「TWELVE YEARS OLD」ですね。

この文字が、「Ballantine's」と上下ピッとくっついていると、古い!という事になります。

 

また、旗の右側に135の数字が見えると思うのですが、この数字はバランタインの紋章/ブランドを使い始めて135年経ちましたよ、ってことなのです。

 

つまり、何年くらいかというと、、、

 創業が1827 + 135 = 1962年以降のボトリングとなります。

 

ちなみにこの135の部分は、次のラベルの時に145に変更されます。

従って、1962年〜1971年までに流通したボトルということが分かります。

 

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やはり安心の明治屋

760ml 43% 特級 従価 ですね。

相変わらず、

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JAPANTAXシールも確認出来ます。

 

裏面のエンボスを確認しないままダンボールにしまってしまった為、もう少し細かい特定ができないとこが辛いです。

帰ったら見てみましょう。

 

ちなみに、クロニクル的に知りたい方は、くりりんさんのページが実に詳しく説明してくださっていますのでご確認下さい。

 

1950年代の原酒ですね。

是非楽しんで飲んで下さい。

 

バランタインはファイネストと17年、30年も記事にしております。

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

amber-garden.hatenablog.com

 色々な時代があるものですねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

バランタイン ファイネスト デキャンタボトル 赤青旗 4/5quart 86proof

こんばんは。

今回はバランタインの変わり種です。

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バランタイン ファイネスト クリスタルデキャンタ 4/5quart 86proof です。

赤青旗なので、70年代前半ですね。

 

表ラベルの下部に

「"21"BRANDS.INC NEWYORK」

の文字がありますね。

 

これはソールディストリビューションと合わせると、

「アメリカの21BRANDSの為だけにボトリングした奴だよ」ってことです。

 JAPANTAXが貼ってない訳です。

 

ちなみにこの21BRANDSの名前は、70年代のバランタイン30年に書かれてあるのを良く見ます。

日本廻りで言えば、明治屋扱いみたいなものです。

 

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日本ではなかなか出会えない珍品です。

 

バランタインはファイネスト、12年、17年、30年の60年代~70年代流通のボトルを紹介しています

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

amber-garden.hatenablog.com

 そういえば、21年がまだ無いですね。。。

出たのは最近でしたっけ?

ちょっと調査してみましょう。

 

 

 

各種バランタイン、出会ったら、楽しんで下さい。

 

それでは失礼します。

 

キングスランサム 12年 陶器 1977年流通 オールドボトル

こんばんは。

今回はブレンデッドウイスキーです。

キングスランサム 陶器瓶 1977年流通のボトルです。何故分かるかは、後で。

 

12年熟成なので、1965年以前の原酒ですね。

 

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 ウィリアムホワイトリーがつくりあげた最高傑作との事ですが。。

それはマリッジ過程に秘密があるようです。

 

①ホワイトリーが原酒を手に入れる。

②すごい頑張って混ぜ合わせる。

⇨ここで、ハウスオブローズをリリース!!

③混ぜ合わせた中でも最高だったブレンド比の原酒をマリッジ樽に詰める。

 

※ここの情報は一切調べてないのですが、小さい樽に小分けするのも味のブレに繋がりそうなので、リフィルのバットとかでマリッジしたんでしょうなぁ、、

4〜5回使って再構成したバットとか、、

 

④詰めた樽を船の底に積む。バラストとして。

 

⑤地球を一周する。

 

⑥帰ってきた原酒をボトリングする。

 

⑦美味い。

 

といった感じだったのではないでしょうか。ざっくり書いてますので、ご容赦下さい。

 

こなれて美味しいウイスキーになってそうですよね。

王の身代金と呼ばれるのも分かりそうです。

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「round the world」の文字が見えます。

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瓶底には税関のスタンプが。

これで流通年が分かりました。

あくまでも税関を通った年なので、ボトリング自体はもっと前の可能性もありますね。

 

レモンハートとかで特集された事で伝説の、とか幻の、とか書いてたりしますが、 割と弾数は多いです。


 

弾数多いといいながら高いですね。

今はこんな値段になっているのか。。。。。

 

ポツダム会議に出席しなかった人は、買ってみて 

ポツダム会議にいると思って、是非飲んでみて下さい。

 

 

 

1976年詰 オールドグランダッド バイセンテニアル 4/5quart 86proof

こんばんは。

今回は久しぶりにバーボンです。

1976年ボトリングのオールドグランダッド バイセンテニアル 4/5quart 86proof 

です。 

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アメリカ建国200周年を記念してのボトリングです。

この年は色々なディスティラリーが記念ボトルを出したようです。

 

バーボンはbicentennialでバイセンテニアル

 

スコッチはbicentenaryでバイセンテナリー

 

ただ、言ってみただけです。

 

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輸入シールは無しです。

デキャンタボトルは相変わらず美しいです。

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白鷲が彫り込まれています。

割と手の込んだ造りで中の原酒も良いチョイスしてるんだろうな、と言うのが伝わります。

114だけじゃなくこちらも人気ですね。

 

出会ったら、トランプの話をしながら飲んでみて下さい。

 

それでは失礼します。 

 

 

 

 

グレンモーレンジ 10年 80年代 特級 従価時代 海外流通

こんばんは。

今回は、バーボン樽の魔術師、グレンモーレンジ 10年 80年代 です。

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毎度思うのですが、グレンモーレンジィって打った方が良いのでしょうか。

 

最後にEがあるからジィが正式発音なのかもしれませんが、本当どうでもいいことですよね。

 

さて、これは、TEN表記の前の、10表記。 80年代の中盤くらいですかね。

特級 従価の辺りです。

 

当たり前ですが、濃いです。

(何故当たり前かというのは、最初に樽詰めする度数が現在より低く、従って加水する割合もひくく、、、、云々)

 

実はTEN表記しか飲んだこと無いんですが。オリジナルと比べるとそりゃボディは厚めでしたね。

 

オリジナルはオリジナルで美味しいと思います。ハイボールにして、初夏あたりに飲んだら最高です。

 

さっぱりしててジャブジャブ飲みたいウイスキーってジャンルもあって良いと思うんですよ。

 

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裏面は何も無いですが、この時代はもちろん、国分と野澤の最強コンビ。

アードベッグ含め、ルイヴィトンにやられてしまいましたが。

 

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モーレンジ、冬にも良いですよ。

 

それでは失礼します。