ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

ミルトンダフ 12年 80年代後半流通 特級 明治屋扱い

こんばんは。今回はミルトンダフ 12年  

特級 80年代後半流通です。 

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 Milton duff 12y 80's

多いですね。ミルトンダフの記事。

今回はバランタインギフトBOXに入った正規輸入品です。

以前記事にした、アライドシックスのミルトンダフの前に流通していたボトルですかね。

 

ミルトンダフ 15年 46% 90年代流通 アライドシックス - ウイスキーの庭

 

※アライドシックスは記念ボトルというか、限定品の色合いが強い為、 直系だとまた別のボトルになります。 

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裏面には明治屋輸入のシールが。

従価無しの特級です。バランタインにも共通する80年代後半のシールレイアウトです。

 

70年代はバランタイン12年と共通のボトルを使っていると思われる、スクエア瓶です。

以前、前期ボトルを記事にしています。

 

ミルトンダフ 12年 1970年代流通 特級 従価 明治屋扱い - ウイスキーの庭

 

 

この時代は、ブレンデッドウイスキーが主流の為、正規輸入のシングルモルトは圧倒的に数が少ないようです。

(現に専用箱は無く、バランタインギフトBOXに入れられています。) 

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キーモルトという言葉すらマイナーだったのでしょう。

原酒で言うと、70年代中盤蒸留の割とツバの出るヴィンテージです。

 

出会った方は当時のバランタインと飲み比べしてみましょう。

 

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それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

ジョンベッグ ゴールドキャップ 60年代流通 ティンキャップ 760ml 43% 特級 従価

こんばんは。今回は、貴重かつ、歴史深いブレンデッドのオールドボトル。

ジョンベッグ ゴールドキャップ 60年代流通ボトル。ティンキャップ。

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 john begg  GOLD CAP 60's tincap

 

ロイヤルロッホナガーをキーモルトとしたブレンデッドで、今尚ファンの多いDCLの遺産です。

 

ジョンベッグはブルーキャップ、ゴールドキャップとあるようで、一応ゴールドキャップは最上位版となっているかと思われます。

近年アメリカ周りで出た、ホワイトラベルもあるようですが、しっかり見たことございません。

 

60年代くらいのブルーキャップがホワイトラベルですから、それの復刻的な位置でしょうか。少しググってみましたが、味は全くの別物だそうです。

 

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裏面には、鈴木商会の取扱シールが。

雑酒表記のティンキャップにも鈴木商会の文字がありましたが、この時代の正規輸入会社なのか。。。

この時代の後のスクリューキャップからはコーンズアンドカンパニーだと思いますが、それ以前は正規とか並行とか関係なく、みんな輸入してたのかも知れません。 

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 特筆すべきは、液面の高さ。

写真でわかるでしょうか。

特級シールの真ん中辺り!!!

JAPANTAXシールの剥がれ残りが見えますが、そのちょっと下です。

保存環境が恐ろしく良かったのかも知れません。

 

基本的には、ティンキャップ自体はあまり液面が下がらないイメージがありましたが(ホワイトホースとか液面高いの多い)、まさかここまでとは。

衝撃です。

 

後は、ティンキャップの金属臭が無いのを祈るくらいです。

 

キャップの天面には「take a peg」と印字してあります。

「一杯やろうぜ!」という意味だそうです。

 

 

ちなみにの話ですが、新橋にjohnbeggというBARがあり、このブランドをモチーフに名付けられているそうです。

歴史も深く、50年近く続けられているそうな。

文壇BARとしても有名で、諸々の文豪が訪れたようです。

映画監督の小津安二郎もこの店でジョンベッグを飲むのを好んでいたとされています。1963年に亡くなっておりますので、今回のボトルは流通的にはほぼ同じかちょっと後かな、という所です。

 

以前記事にしたオールドパーの戦前ボトルよりは新しいですが、このボトルも色々なエピソードがあるようで、趣きがありますね。

 

一家に一本あっても良いと思います。

楽天ではブルーキャップしか見つけられませんでした。

紋章からして70年代くらいですね。


 

ぶるっちゃうくらい値段が上がっています。

仕入れももうキツイです。。。 

 

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それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

スキャパ 12年 90年代〜00年代流通

こんばんは。今回は、90年代〜00年前半くらいに流通していたスキャパ 12年です。  

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アイランズモルトとしては個性的という程ではなく、かつてはブレンド用として殆どを出荷していた様です。

バランタインの魔法の7柱の内の1本です。

94年には操業停止し、以降細々とハイランドパークの職人が数ヶ月だけ生産していたという記述も見られます。

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2004年11月に復活するわけですが、

その辺りからエイジング表記がコロコロ変わっていきます。

この12年から、14年、16年、スキレンと空白期間の影響をモロに受けたリリースとなってしまっています。 

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とは言え、現実は2017年。復活初期の原酒でも17年は経っています。(バランタイン用に回されている風なので、殆ど無いかも知れませんが)

 

出会った方は、不死鳥の様に復活したザ・オーカディアンのプライドを感じてみて下さい。

もはや16年物も少なくなり(高くなり)スキレンに置き換わっているようです。

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 ありがとう、アライド!!!

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クイーンアン 60年代〜70年代流通 ダンピーボトル

 こんばんは。今回は、60〜70年代流通と想定されるクイーンアンです。 

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まずは表ラベルです。QUEEN ANNE の文字を見て下さい。フォントが小さいのです。(70年代流通の物と比べて)

以前記事にしたものが、

こちら

で、70年代中盤から後半くらいの流通と思われるのですが、今回のボトルと比べて文字が大きいですよね。

 

小さい方が古いと思われまして、 ボトルの変遷としては、

 

〜60年代中盤 ・ダンピー・小フォント・コルク栓

 

60年代中盤〜70年代前半 ・ダンピー・小フォント・スクリュー(今回のボトル)

 

70年代前半〜70年代中盤 ・ダンピー・大フォント・スクリュー

 

70年代中盤〜80年代前半 ・フラット・大フォント・スクリュー(前回の記事ボトル)

 

〜それ以降はまた、調べ直します。

 

さて、と言う事で、中々貴重なボトルの様な気がします。

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裏面に何も無いのが残念です。

輸入会社が分かればまた話が違うのですが。

海外在庫品で埋もれてて、遅れて輸入されたのか、個人輸入とかでしょうか。

 

最後に正面アップを。

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同じヒルトムソン系では、サムシングスペシャルの方が上位品らしいです。

しかし人気があるのは、断然こちらクイーンアンです。

不思議な話です。

 

出会った方は、海賊黒ひげを想像しながら飲んでみて下さい。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

スプリングバンク 12年 80年代 陶器 特級従価時代

こんばんは。今回は、80年代流通のスプリングバンク 12年 陶器です。  

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渋い黒陶器です。

以前、茶陶器のノンエイジ瓶を記事にしましたが、同時期のボトリングだと思われます。

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

ざっくり80年代中盤流通だとすると、蒸留は1970年代前半ということになります。

 

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裏面には輸入シールが確認出来ませんでした。海外流通品は特に年代特定が困難になります。 

(明らかに写真を撮っている筆者が映り込んでいます。恥ずかしい)

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非常に無駄と思いますが、パラフィルムを巻いてあります。

 

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最後に正面をどうぞ。

この陶器は70年代前半原酒なのに、そこまで値段が上がっていません。

何故かと言うと、陶器瓶は変に揮発が多かったり、アルコール感が弱まったりとボトルコンディションが読みづらいからです。

 

なので、安く最高のコンディションボトルを手に入れる事が出来たら幸せですね。

 

今回のボトルは液量こそ、たっぷり入っているのは感じますが、味のコンディションまでは分かりません。

 

まぁ、出会った方はそれらも含めて味わってみて下さい。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレンリベット 12年 アンブレンデッド 特級 従価 70年代流通 オールドボトル

こんばんは。

今回は、グレンリベット 12年 アンブレンデッド 後期 1970年代流通になります。  

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以前、赤玉リベットを記事にしましたが、それより2個後のラベルですね。

 

amber-garden.hatenablog.com

 

モルトの基本とされ、オールドボトル市場でも根強く支持されています。

  

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裏面にはもちろん、スミスの肖像。

760ml 43% 特級 従価 表記です。

サントリーさんの扱いで、堂島浜通表記なので、78年以前流通でしょうか。

 

 

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ネックの12が白抜き(金抜き?)なので、アンブレの後期バージョンです。

 

 

 

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別角度からの写真です。

70年代から80年代流通のボトルによくあるのですが、ネックのポッチって何の意味があるんでしょうか。知ってる方いたら教えてください。

 

 

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 最後に正面ラベルをアップで。

4/5quart と 86proof が確認出来ます。

 

 

 ウイスキー飲み始めの方もまずはこちらから入って下さい。

抜け出れなくなるようですので。

 

 

 

 それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

トミントール・グレンリベット 12年 1989年流通

こんばんは。

今回は、トミントール・グレンリベット 12年 1989年流通です。 

 

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攻めたデザインですよね。どこかしこでパフュームボトルと呼ばれている様です。創業は1965年だそうです。随分最近ですね。

 

スペイサイドにしては、といった所です。

 

スペイサイドへはもう新しく作らないんですかね。アイルサベイはローランドでしたし。

 

島の蒸留所はアラン出来て、キルホーマン出来て、ハリスも出来たんでしたっけ。ブラックウッズだったり、辺鄙な所へは色々あるのに、スペイサイドは、、、、

 

まぁ、忘れましょう。

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気をとりなおして、トミントールの裏面です。香港回りです。

トミントールは香港回りを非常に良く見かけます。アジアを重点的に攻めてたんでしょうか。

 

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うすーく確認出来ますが、1989年に流通しましたよ、的な記載があります。

逆算したら、1977年ヴィンテージです。割とグッと来る蒸留年です。

 

12年は2種類あり、今回の"12"が真ん中に印字しているラベルと、上に印字してあるラベルがあります。

本当はもっとあるかも知れません。

 

上に印字してある方が、古いイメージです。8年を引き継いだレイアウトかな?

 

若しくは、8年と同時期に流通していたのかも知れません。

と言うか、1965年から仕込みなので、8年物の初期ロットでも1973年蒸留です。

ほぼ最近です。

 

70年代を8年物でしのぎ、

80年代に12年物をリリースすることで落ち着いたのかも知れません。

 

あまり人気が無いからなのか、値段も上がってません。

ただの刷り込みですが、ミントを連想するからか!?!?

 

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思ったより高くなってますね。

1万円はなかなか引きます。

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出会った方は、パフューム香を探して見ましょう。あるかな??

 

それじゃあ失礼します。