ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

ハイランドネクター 12年 80年代流通 オールドボトル

こんばんは。今回はハイランドネクター 12年 80年代流通です。

 

言わずと知れた有名ブレンデッドですが、まずは写真をどうぞ。

 

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 プレジデントによく似たボトルに入っていますね。

以前、70年代流通のボトルを記事にしました。

ハイランドネクター 70年代 760ml 43% ニッカ扱い - ウイスキーの庭

 

80年代に入り、12年熟成表記が出てきます。

これはこのブランドに限らず、ほとんどのスコッチが似たような傾向です。

昔は、年数表記しなくても、ブレンダーの腕でバランスの取れた奥行きのあるボトリングができていたはずなんですね。

 

ただ、80年代のウイスキー不況などで各団体が色々頑張った結果、

高級感を打ち出した戦略が功を奏したのか売れたもんだから、みんな年数表記に寄ってったんでしょうねぇ。。(まったくの想像で話しています)

 

最低年数表記が義務づけられてるので、アクセントとして、若い原酒を使おうもんならその年数表記で売り出さなくちゃいけなくなるので、売れなくなっちゃいますよね。

(5年表記の2万円のブレンデッドって、売れる絶対数が下がりますよね)

 

 

そうすると12年以上の熟成原酒でヴァッティングしなくちゃいけないので、表現の幅が狭まるんですよ。

※私自身はまったくブレンダー経験は無いので無責任な発言をしています!すいません!

サンディヒスロップはマジですごいよ!天才なんだもん!

 

とまぁ、話はそれたので裏の写真を。 

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輸入元シールは確認できませんでした。

海外流通品でした。 

このころの正規輸入代理店もニッカさんでしょうか。

 

また、キーモルトはローズバンクやタリスカーのようです。

 

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 替え栓もついていますね。

それもそのはず、キングジョージ4世のハイグレード版ですから。

デキャンタのようでかっこいいですよね。

 相変わらずこのボトルを見るとオーバン12年を思い出します。

 

いずれ記事にしたいですね。

やはりというべきか、主要なネットショップでは、ハイランドネクターは売ってません。下位互換ではありますが、キングジョージ4世の70年代流通がありました。

 

14000円は微妙ですね。ただ、古い美味しい酒ほど、居なくなるのは早いですね。

これはもう絶対です。

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今回の80年代のハイランドネクターであれば割とオークション市場で流通しています。

出会った方は是非、ブラックペッパーをミルしたハイボールで飲んでみましょう。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョンベッグ ブルーキャップ 特級 80年代流通 750ml 43%

こんばんは。

今回はジョンベッグ ブルーキャップ 80年代流通です。

 

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johnbegg bluecap 80's

 

オールドブレンデッドの銘酒、ブルーキャップですね。

以前、ゴールドキャップの60年代流通を記事にしました。

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 今回はティンキャップでもなく、古い紋章の方でもなく、80年代のボトルを記事します。

ジョンベッグのオールドはわかりやすく、ラベル上部の紋章の形でだいたい判別できます。今回のように、斜めに赤丸が3つある紋章は80年代流通となります。

 

70年代は王室の紋章よろしく、ライオンとかがガオーって吠えてるやつです。

<最近記事にしました。⇒⇒<70年代流通 ジョンベッグ ブルーキャップ 特級 従価 760ml 43% コーンズアンドカンパニー扱い - ウイスキーの庭

 

シーバスだったり、バランタインだったりのオールドボトルでも大体似たような紋章です。これがある時を境に使えなくなります。

 

そう、1978年に鶴の一声が発せられます。  偉い人「使っちゃダメよ!!」

それ以降、王室の紋章に似た感じのやつを使っていたウイスキーはラベル変更を余儀なくされるのです。

 

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 裏面はもちろんコーンズアンドカンパニーリミテッドです。

70年代くらいからジョンベッグの正規輸入はこの会社です。

 

上記のティンキャップのゴールドキャップの頃は扱ってなかったみたいですが。

 

 あまり飲む機会はないかと思いますが、古いロッホナガーは美味しいってよく言われますねー。

ヴィクトリア女王がはまったウイスキーですから。

ずいぶん前の記憶しかないので、美味しいスペイサイド系だなーという印象しか残ってません。飲みたいなー、近々。

 

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 キャップ部分にはジョンベッグの文字が。

 

楽天でなかなか掘り出し物がありました。

通常の通販で売られる値段帯からしたら激安です。

ブレンデッドになかなか出せる金額ではありませんが、一度くらい飲んでおいても罰は当たらないですよ。

 

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出会った方は、ストレートで飲んでバルモラル城に旅行した気分を味わってください。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

ロングモーン 15年 700ml 45% 90年代流通 キリンシーグラム扱い

こんばんは。

今回は少し最近のオールドボトル。

ロングモーン 15年 700ml 45% 90年代流通です。 

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LONGMORN 15years old DB 700ml 45% 90's

 

現在でもすでに終売のような扱いとなっている、16年物より以前に流通していたボトルです。

オールドのロングモーンといえば、トールボトルが割と人気ですが、こちらダンピーも数自体はそこまで見かけないので、今となってはちょっぴりレアですね。

 

トップドレッシングとして名高い銘酒ですが、昔から国内酒販店でもあまり見かけません。海外消費が激しいのか、あるいは誰も国内販売に注力しないのか。

 

GMの12年ですらあまり見かけないですよ!

ちょっと前は余っていたくらいですけども。

 

原酒不足というか、スコッチ人気は健在でしょうか。

個人的な見解としては、少し全体的に値下がり傾向です。(10/4現在)

 

ウイスキーファンドが終了したことが関係あるのか、人気銘柄でも割と値段が上がりません。みなさん、買うならほんとに今ですよ。

 

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キリンシーグラム扱いですね。

一応、正規扱いという感覚でいいんでしたっけ。

 

76モーンなんか飲めないぞ、っていう方。

こういった、安心する銘柄をがぶがぶ飲みましょうよ。

 

 楽天たかいなー。普通にこの値段だったらベンリの25年とか買っちゃいます。

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 出会った方は、マッカラン12年と混ぜて飲みましょう。

 

それじゃあ、失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

カースブリッジ 28年 ジェームズマッカーサー 750ml 56.9% 80年代流通

こんばんは。

今回は50年代蒸留のシングルグレーンです。

カースブリッジ 28年 750ml 56.9% ジェームズマッカーサー 80年代流通。

 

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carsebridge aged 28 years JAMES MACARTHURS fine grain selection

ジェームズマッカーサーというボトラーズのシングルグレーンですね。

80年代に流通していた一本のようです。

この「fine XXX selection」は同ボトラーのフラッグシップというか、イチ押しシリーズのようで。fine malt selectionはおおむね高評価のようです。

 

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カスクストレングスなので、ボトラーズ特有の割水によるキャラクタは無いと考えていいと思います。(いわゆるGM臭等。。)

 

モルト需要が逼迫し、最近は知多であるとか、グレーンはさっぱり飲めるので美味しいよ!的な広告も強めに来てます。

ちなみに1983年に閉鎖されているのでほぼ似たようなスペックは出てこないです。

 

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ちょっと味気のないラベルですね。なんでしょうか。緑ってぴんときません。 

原酒の個性が乏しい傾向がある分、樽の影響がダイレクトに伝わります。

あまり、レビューのないボトルですが、期待していいと思います。

 

カースブリッジ 28年 - Bar アンバータイム

上記のbarのブログで触れられております。高評価ですね。

 

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 ほぼ流通はないかと思われます。

ダンカンテイラーのやつしかなかったです。

閉鎖蒸留所ですし、グレーンはブレンド用に回されてしまうのでね。

 しかし、高いですね。


 

 

 出会った方は美味しくストレートで。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

ジョニーウォーカー 黒 コルク栓 60年代流通 1quart 海外流通品

こんばんは。今回は、ジョニーウォーカー 黒 コルク栓 60年代流通です。

 

 

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紋章なしですね。リスみたいな紋章が正面ラベルの左側にあると、50年代流通と判断できるようです。

※こちらのボトルは1quartなのでちょっとダンピーっぽいですね。

 

とまぁ、ここまでメジャーなオールドボトルの能書きをいまさら私が書いたところで、

どうにもなりません。 

詳しく書いてくださっているブログがございますので、そちらを熟読するとよりわかるようになります。

 

ウイスキーな日々 Johnnie Walker Black Label 箱とボトルで見るジョニ黒年代比較

 

年代の古いものほど、重厚・レザー感が強い傾向のイメージですね。

ゴールドが出るまでは、いわゆるハイレンジ帯の銘柄です。 

現行とは比べられません。

 

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裏面をどうぞ。

輸入業者もないので、海外流通品ですね。誰かのお土産でしょうか。

個人的な印象としては、正面のリスラベルもそうですが、裏面のエンボス加工の有り無しも流通年代に関係してるのかな、と感じています。

エンボス有りの方が古いっぽいなー、というレベルです。

 

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 続いてキャップ部分のアップです。

上記のブログ様でも触れられておりますが、針金有り無しも判断材料です。

針金”無い”方が古い、という印象です。

 

 余談ですが、こちらの黒に限らず、赤も含めてコルク栓は何しろ液漏れしやすいです。

 

オークションで買ったりもするのですが、配送業者も天地無用なんか守らないので、

開けてみるとプチプチの中で芳醇な香りが開いていることが多々あります。

 

 あれは本当に悲しくなります。

「また貴重なウイスキーが失われたなぁ」とやる気がなくなります。

#ほかの銘柄と比べると流通量は断然違うので、数は多いですが。

 

 コルクボトルはどこで買っても高くなってしまいます。

液面も下がりやすいので、いいものを探すのは骨が折れます。


 

 

結構しますね。。

個人的にはスクリューに変わった直後のボトルの方が、劣化の可能性は少なく・しかも安いのでおススメです。

 

それじゃあ、失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

スペイバーン 21年 1978年蒸留 シングルカスク 伊藤忠扱い

こんばんは。

今回は新しめのオールドボトル。

スペイバーン 21年 1978年蒸留 シングルカスクです。

 

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分かりやすいシェリカスクですね。

1897年創業の若い蒸留所。

ヴィクトリア女王の在位60年(ダイアモンドジュビリー)の年に操業開始をしたというのはググれば出る話。

 

酒質がおとなしいというか、没個性的になってしまい、人気があまり出ません。

そのため、ゴリゴリのシェリカスクでも変な癖が出ず、上手くマッチングしたりします。

 こちらのシングルカスクはどうでしょうか。

加水40%タイプですね。ボトルno.が422ですって。

元々何%かわかりませんが、カスクストレングスだとえぐみが出すぎて加水することで

バランスを取ったという見方もできます。

シェリーバットの21年を加水だったら700本くらいとれたのでしょうか。

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裏面にはセラーマスターが選び抜いた極上の一本との表記が(無い)!! 

伊藤忠の扱い。

三陽物産へ移ったのはいつ頃でしたっけか。

 

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 なにはともあれ、シェリカスク不足が叫ばれる昨今。

シングルカスクで21年ものなんてマッカランだったら、今だと8はつけてきます。

マイナー蒸留所のいいところで、ブランドで飲まない人だったらこういった玄人好みするボトルを選ぶのもいいかもしれません。

 

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 最後に正面ラベルのアップを。

処刑場の雰囲気が消えていますね。

スペイバーン・グレンリベット。

 10年物を飲んで、うっすいなと思った方は、こちら(↑)を試してくださいな。

 

↓この時代でも2500円くらいで買えるんですね。

 安いなー。

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スペイバーン10年 700ml 40%
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それじゃあ、失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴードン オールドトム ジン ティンキャップ 1960年代流通 47.4% JAPANTAXシール付き

 

 

こんばんは。今回はジンです。

1960年代流通と思われるティンキャップのゴードン オールドトムです。

 

GORDON'S SPECIAL OLD TOM GIN 1960'S tincap 

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スクエアタイプのドライのティンキャップはよく見るんですがね。

オールドトムはあまり見かけません。 ゴードン・タンカレー社の逸品ですね。

 

加水の際に、サトウキビの廃糖蜜から蒸留されるスピリッツを1%~2%加えることで甘やかさを出しているようです。

 

トムコリンズには必須のジンなのですが、割と早い段階で終売になっているようです。

 

 

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後ろにはゴードンのオールドボトルお馴染み、ドットウェル社の印字が。 

 

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 JAPANTAXシールの剥がれ後も確認できます。

1972年以前流通は確定しましたが、そもそもティンキャップなので、

60年代流通となります。

ちなみに肩ラベルの「17」の文字は熟成年数ではないですよ。

 

英国式のアンダープルーフ表記で、100PROOFの17アンダーです、という意味です。

計算すると、 100-17 = 83proof   英国式の1.75で割ると、、

 

47.428...となります。という事で、47.4%の度数という意味になります。

実に分かりづらいですね。

 

楽天では、オールドトムタイプはありませんでした。

ドライのティンキャップで4万円オーバーです。

美しいリキュールグラスで飲みたいものです。

 

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ゴードン ジン ティンキャップ 従価 47% 450ml
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 出会った方は、最初のジントニックのベースとして頼んでください。

それじゃあ、失礼します。