ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

2013年限定 オーバン 21年 カスクストレングス 58.5%

こんばんは。

今回は、微妙に前のディアジオ リミテッド。

オーバン 21年 カスクストレングス 2013リリースです。

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OBAN 21years old 58.5%

全世界限定2860本

 

オーバンのディアジオリミテッドは毎回評価高いですね。

毎回といっても、近年で言えば2013年と2018年くらいです。

けっこう前の32年は15万円くらいに爆騰してしまっています。今のモルトのレンジで言えば普通の値段ですが、、、


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このボトルも定価は4-5万円くらいだったと思います。当時は引いてました。

高すぎるよと。
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今や、安めだねぇと感じるくらいの水準です。オフィシャルだし、仕方ないよね、と。
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いくら美味しくてもなぁ、、、21年に5万円は出せないなぁ。ちょっときついなぁ。

オフィシャルは14年しかなくて、あとの通年品はリトルベイだけですよ!

DEとかは限定ですしね。

 

なんとか頑張って、プレジデントとかハイランドネクターみたいな瓶に入った、オーバン 12年を探しましょう!

 

それじゃあ失礼します。

60年代流通 ネプラスウルトラ 760ml 43% JAPANTAXシール付 東洋醸造扱い

こんばんは。

今回は、ほぼ幻と言っていいウイスキーです。ウイスキー飲みなら一度は聞いたことがあるであろう、

ネプラスウルトラ 60年代後半〜74年以前流通です。

まずは写真をどうぞ。

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" Ne Plus Ultra " dewer's  JAPANTAX

驚きのJAPANTAXシール付きです。

デュワーズ系のこの時期の正規輸入はほぼ皆無のようで、ティンキャップはもちろん、スクリューキャップでも出会えないようです。

 

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裏面には東洋醸造の文字が。

古いデュワーズ系ではおなじみの会社です。旭化成グループと合併したりして無くなってはいますが。

ウイスキーの輸入関係は、ニッカが上手いこと引き継いだんですかね。

70年代中盤以降から80年代くらいまでニッカウイスキーが取り扱ってたと思います。


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スクリューキャップ。

ネック元のリボンがハイエンドの気風を漂わせます。アンセスターとかも似たようなリボンが付いてます。

※流通年代によりますが。


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JAPANTAXシールが確認できます。

1974年以前に日本に輸入された証左になります。この時代のネプラスウルトラ に出会う事は極めて希かと思います。

 

楽天では、やはりというべきか結構なお値段です。

表ラベルのフォント的に70年代後半から80年代前半くさいボトルですが。。。

 


 

 箱付きは魅力的ですね。

 

参考に、、、、

デュワーズ社の昔のブレンデッドランク

 

1:ネプラスウルトラ 

2:アンセスター

3:ホワイトラベル 

 

が基本になってます。

ヴィクトリアンバットとかあったみたいですが、それこそ幻なので割愛。

上記どれも昔は年数表記はありませんでした。80年代にはいり、ネプラスとアンセスターに12年表記が復活。

※50年代とかも12年表記があったと思います。

 

そして90年代になりホワイトラベル 以外は終売にはなりました。

デュワーズ 30年にネプラスウルトラの称号がついて販売されたりもしましたが、それすらも超限定。

 

出会えた方はランチを1週間分我慢して飲んでおきましょう。

 

それじゃあ失礼します。

50〜60年代流通 バランタイン 17年 赤白ラベル 後期

こんばんは。

今回は中々見かけることも少ないニア幻のウイスキーです。

50年代くらい流通のバランタイン 17年 赤白ラベルです。

 

まずは写真をどうぞ。

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いや、いいですね。ラベルのシミがひどいですが、液面はあまり下がっていません。

といっても、赤白ラベルの後期ボトルなので、状態の良いものも結構あります。

前期ボトルはというと、キャップはコルクで、表ラベルの「over XXX YEARS」

の部分が125とかだったと思います。

そして、わかりやすいのは、「LIQUEUR BLENDED」の表記です。赤白でも最後期のものはVERY OLDとかに変わってます。


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裏面もいつものひし形で、シミがすごいです。輸入元シールが無いのが悲しいですね。ここで明治屋の文字がくれば完璧だったのですが。

まぁ、海外流通品ですので、もしかしたら本場スコットランドのブレンディング特性が出ているかも知れません。

※ブレンディングする際、販路に合わせた構成にしているという噂があります。

アジア地域はシェリーを効かせて、

アメリカ地域は、さっぱり寄りのキレを効かせて、

ヨーロッパ地域は、バランスよく香りを主体にして、

という風にです。

あくまで噂なので、どこまで信用していいか分かりませんが。
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後期の印。スクリューキャップ。
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液面は全く問題無いレベル。

70年代から80年代くらいのボトルでも、ネックちょうどくらいまで下がってることも多いので、約60年前のボトリングとしては及第点。

 

バランタインはと言えば必ずといっていい程、話題に出るのが「魔法の7柱」ですが。皆さんご存知の通り、今は7本も残っていません。

アードベッグ (LVMHD) 

・グレンカダム (アンガスダンディー)

・グレンバーギー (ペルノリカール)

・スキャパ (ペルノリカール)

・バルブレア (インヴァーハウス)

プルトニー (インヴァーハウス)

・ミルトンダフ (ペルノリカール)

 

どうでしょう。ほとんど散り散りになってますね。今のバランタインはペルノリカール傘下の蒸留所メインでブレンドしているみたいです。グレントファーズとかも。

 

話は戻り、今回紹介した赤白ボトルこそ、魔法の7柱が成立した時代のボトリングの可能性があります。

60年代くらいはハイラムウォーカーが全部持ってたような記憶があります!!

違ったら教えてください!

 

ちなみに流石の楽天でも、赤白ボトルは売ってない!!

「VERY OLD BLENDED」表記のみですね。


 

 

ともあれ、今回のロマン溢れる60年前にボトリングされたウイスキー

 

出会った方は、幸運ですよ。

 

【70年代蒸留】スプリングバンク 8年 特級 従価直後 750ml 43% 木下商事扱い

こんばんは。

今回は、80年代中盤〜後半流通のスプリングバンク 8年 特級ラベルです。

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以前記事にした、オーバルボトルの後継です、かね。

はっきりと後継だ!と書けないところが悲しいですが、特級時代の8年は流通時期と流通地域で多少のラベル差があるようで、難しいですね。

 

とはいえ、通説ではありますが、ラベルによる流通年代を記します。

まだ買うことの出来る範囲から、

70年代後半〜80年代前半:オーバル前期

80年代前半〜80年代中盤:オーバル後期

80年代中盤〜80年代後半:今回の記事のダンピー白ラベル

80年代後半〜90年代前半:ダンピー黄ラベル

くらいになるのかなと、思います。

上記はあくまで推定で流通地域によってもだいぶ変わってくるかと思われます。

 

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裏面にはビッグS。

もちろん木下商事です。なんやかんや説明も書いてあり、ざっくり要約すると、

「スコッチウイスキー発祥の地、キャンベルタウンで作ってるうちのモルトはノンチルだから最高だよ!へんなカスが浮いてても気にしないでね!スランジーバ!」となります。

※ざっくり要約です。

よく見ると、最下部に従価税率適用の表記もあるのですが、インクか何かでマスクされています。

 

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割と凝った造りのボトルトップ。

 

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ピュアモルト表記ですね。

 

まぁまだまだ買えるボトルではあります。が、人気蒸留所の良いボトルはすでに高騰しています。フェイクも怖くなってくるのでバンバン買っとくなら今かも知れません。

 

楽天でも、タイミングなのか買い漁られているのか、

80年代流通のペアシェイプしか見つけられませんでした。

8年に3万円は貴族の遊びですよね。。。。。


 

 

それじゃあ失礼します。

 

ディンプル ティンキャップ 50〜60年代流通

こんばんは。

今回は、ティンキャップのディンプル 60年代流通です。

 

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そうです。ディンプルです。

ピンチではなく、ディンプルということは欧州回りのボトルですね。

1980年代以前の同ブランドには、ピンチとディンプルで販路が違うようです。

 

・ピンチ ➡︎アメリカ回り

・ディンプル ➡︎ヨーロッパ回り

 

の様になってるようです。ざっくり言うと。

気持ちの上で、現地仕様のボトルを飲みたい場合はディンプルを狙って下さい。

 

ただティンキャップは2018年現在で、安値でも30000円前後は付けるので、ご注意。

 

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すらりと見えますね。


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人気が上がり過ぎて、実用からはかけ離れているティンキャップ。

ピンチ・ディンプルで言えば、ショートスクリューキャップは同時期の流通ボトルとしては穴場です。

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【S12】ディンプル(ヘイグ)ティンキャップ1960年代流通品
価格:41040円(税込、送料無料) (2018/8/13時点)


 

 

ネットで買おうとすると4万円してました。馬鹿高いです。

 

よくよく考慮して購入して下さい。

コレクションとしては買ってもいいと思いますけど。

見た目もノスタルジーでいいですよ。

 

それじゃあ失礼します。

 

マッカラン グランレゼルバ 12年 2008年リリース 700ml 45.6%

こんばんは。

今回は、あまりオールドとは言えない、マッカラン グランレゼルバ 12年です。

 

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グランレゼルヴァ といえば、18年の方が有名ですね。

また小手先で出してきたなーっと思ってたのが、もう約10年前ですよ!

2007年から2009年までの限定リリースでした。各年12000本でしたでしょうか。

初年は割と売れ行き遅かったですが、翌年はスルスルと無くなっていました。

 

グランレゼルヴァシリーズは特別なシェリカスクを使用し、色濃くなっています。

 

グランレゼルバ 18年【32~39ティント】

グランレゼルバ 12年 【37ティント】

通常 12年(シェリー) 【20ティント】

 

ティントってなんだよ!って思ったら、マッカラン蒸留所が使う濃さの単位だそうです。シェリー界隈では一般的なのか?

ボブダルガーノが選んだ、ファーストフィルのシェリカスクは美味しいのか?

出会った方は試してみましょう。

(ボブダルガーノと言えば、何故かエクセプショナルカスクが頭に浮かんできます。)


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裏面の写真。

扱いはサントリー株式会社です。

07と08はサントリー株式会社、

09はサントリー酒販とされています。

 

表ラベルは変わってないと思うので、違いはそれくらいですかね。

07と08の見分け方ですが、販路によっては2007年リリースボトルは「2007年」みたいなシールが貼ってあるらしいので、そちらで判断出来そうです。

シール無かったら分からないよ!


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もはや慣れきってしまった三角シール。悲しいですね。

 

約10年前でも旧18年ほどは高騰はしていないようです。

しかし高いね。

1万円前後でしたよね、確か。

 

 

 

テイスティングノートを見ると、かつてのマッカランを垣間見せてくれるようです。

 

出会った方は飲み干しましょう。

 

 

【1950年代流通】トーマスクレイ 前期JAPANTAXシール 4/5quart 86.8proof

こんばんは。

今回は、国税庁の公式サイトにも載っている 1950年代流通のトーマスクレイ エクストラ スペシャリザーブです。

 

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Thomas clay EXTRA special reserve

 

あまり大風呂敷を広げて文句が来ても怖いので、以下に国税庁のページを紹介します。

 

4. 戦後の酒と酒税|租税史料特別展示|税務大学校|国税庁

 

この中で、戦後の酒と酒税について記述されており、輸入酒用の課税証紙を説明しています。

 

 

 

今までもいくつか紹介していますが、1974年以前に輸入/通関した輸入酒は、

JAPANTAXシールと呼ばれる証紙が瓶のキャップに貼られています。

⬇︎⬇︎参考写真⬇︎⬇︎

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(ジョニ黒 JAPANTAXシール付)

 

 上記のジョニ黒には後期JAPANTAXシールが貼られていますね。

 

今回のトーマスクレイは前期JAPANTAXシールなのです。

その前に裏面の写真。
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 輸入元シール等はなく、シンプルなトーマスクレイ.LTDのシールのみです。

 

そして、キャップ部分の写真をどうぞ。


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前期JAPANTAXシールです。

上述した国税庁のサイトにあるものと同様です。 

 

あまり見ることはないと思いますので見つけたらチェックして下さい。


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 アップです。

古めかしいデザインですね。旧紙幣のような雰囲気です。

 

さすがに楽天でもトーマスクレイはありませんでした。

ですが、1950年代で洋酒を検索すると出るわ出るわと思いきや、

実際の1950年代流通は数件でした。

 

【楽天市場】1950年代(洋酒|ビール・洋酒)の通販

 

やはり市場にもほとんど出ませんね。

ティンキャップじゃないものはコルク栓以外にもショートスクリューキャップは多い印象です。

 

みなさんも探して飲んでみましょう。