ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

オールドロイヤル 30年 90年代流通 オールドボトル

こんばんは。

今回は、オールドロイヤル 30年 90年代流通です。

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oldroyal 30years blendedwhisky 90's

 

バーンスチュワート社系列のバーンマッケンジー社がボトリングしています。

 

同社のボトルとしては、

・バーンマッケンジー

・オールドロイヤル

等が筆頭に挙げられます。

 

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国内流通では、よく見られる山信商事扱いです。 700ml 40%なので、90年代中盤くらいの流通でしょうか。

 

70年代あたりのボトリングでは、バーンマッケンジー系の原酒調達先はベル社とされているようですが、90年代に入って、

 

:ディーンストン(91年取得)

:トバモリー/レダイグ(93年取得)

 

とマイナーどころを従えてきています。

ウイスキーマガジンの記事では、

新しいマネージャーがトバモリーの原酒を確認したら、あまりの出来に酷くがっかりした、というような記述もあります。それはウェアハウスの中の物も含めて!だそうです。

 下の記事で書かれていますが、イアンマクミランが言っています。

マル島―トバモリーとレダイグを知る | WHISKY Magazine Japan

 

また、特級時代から流通しているブレンデッドにしては、色々な所で散見できるラインナップに30年は確認出来ません。

 

よって、蒸留所を獲得した後、

資金確保・原酒調整の意味合いもあって、30年を90年代にリリースしたように思います。

 

となると、キーモルトは、上記のディーンストンとトバモリーになりそうです。

ベル系のインチガワー、ダフタウン、ブレアアソールなども少なからず入っているとは思いますが、大きな割合は期待出来ません。

 

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封シールにはハイエンド感を表しております。

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マイナーな蒸留所ですら、60年代モルトを買おうとすると結構な金額になってきます。

(最近はグレーンの値付けもえげつない)

 

ニュアンスを感じたい方は、是非試してみて下さい。

やはり30年物はあまりありませんね。

かろうじて21年物がありましたが、安いな!ずいぶん!

マイナー銘柄は人気ないですねぇ。


 

 

それじゃあ失礼します。