ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

CLUB99 FINE OLD 70年代流通 イタリア周り

こんばんは。今回は正体不明のブレンデッド、CLUB99 FINEOLD です。

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見かけない銘柄ですよね。

以前記事にした、エイカーダイクno.10を詰めているエイカーダイク社の系列会社によるボトリングだそうです。

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

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裏面には、通関印もあります。

48.10.20なので、昭和48年10月20日に日本に持ち込まれた様ですね。

1973年以前にはボトリングされているので、原酒は少なく見積もっても60年代のものとなります。

  

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ネック下部に見える、「FINDOCH」がボトリング会社の名前です。

ちなみに海外サイトで確認出来る、CLUB99 のボトリング会社は、kintocherという様で、kintocher名義で60年代から70年代にかけてイタリアで流通していたとの記述があります。

Club 99 | Scotch Whiskyの歴史

(他にソースが見つけられず、、、)

 

という事は、FINDOCH名義のボトリングはkintocherの前なのか、後なのかという問題に入ります。

あくまで推測ですが、

 

kintocher ⇨ (70年代に入り社名変更) ⇨ FINDOCH

 

という変遷かなぁと。

 例によってキーモルト等は深くリサーチ出来ておりません。

 

イタリア周りという事を考えると、割と短熟で詰められているのでしょうか。

 

60年代蒸留の短熟なんてまず飲む機会が少ないです。

出会った方は、ザガッティ!と(ミキティー!風に)言いましょう。

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それじゃあ失礼します。