ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

ワイルドターキー NA 正面ラベル 1990年詰

こんばんは。今回は、少し懐かしい正面ターキーです。

ワイルドターキー NA 1990年ボトリング ブラウンラベル

 

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通称、ブラウンラベルやら、スタンダードやらと呼ばれているワイルドターキーの入り口です。

 

ノンエイジにして、度数も50.5%から40%とずいぶん柔らかくなっています。

熟成年数も6〜8年とされており、若い原酒のトゲトゲしさを度数でバランス取ってるんでしょうか。  

 

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アイダブリュエイ扱いですね。

こちらの会社もバーボン周りでちょこちょこ名前は見かけます。

 

80年代から90年代流通に多いでしょうか。

 

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 正面ターキー8年含め、12年のビヨンドやらゴールドラベルは値が上がってしまっています。

ブラウンラベルはまだ大丈夫ですので、疲れている時など、少し休みたい場合は度数が低いターキーあたりが良いんじゃないでしょうか。

カスクストレングスばかり飲んでると疲れちゃうんですよね。

 

特にこの暑くなる時期はハイボールだとガブガブ飲めちゃいます。

 

スタンダード品はすぐ飲まれてしまうのか、楽天でもあまり数はありませんでした。

8年より少ないのではないでしょうか。逆に貴重です。


 

 

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それじゃあ失礼します。

 

 

キングジョージ4世 king george Ⅳ 70年代初期流通 JAPANTAX

こんばんは。今回は、キングジョージ4世 70年代前半流通です。

 

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king george Ⅳ 70's JAPANTAX

DCLの記念すべき1作目のブランドだそうです。キーモルトタリスカー、ローズバンク、ノックドゥーとのこと。

 

原酒としては、60年代なのでタリスカーやローズバンクの超人気銘柄を避けて、こちらで飲んだ気になるのもいいかと思います。  

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取り扱いはスワイヤアンドマックレイン。ロンドンに本社を置く、香港辺りで力の強いスワイヤー家の系列ですかね。

当時の正規輸入的な位置でしょうか。 

 

もちろん、特級 従価 760ml 43% 。

 

キングジョージⅣのボトル変遷では、

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2017.06.29修正

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〜60年代前半 : ダークアンバーボトル、ティンキャップ

 

60年代中盤〜後半 : ダークアンバーボトルとクリアボトル、ティンキャップとスクリューキャップ入り混じる【移行期】

 

60年代後半〜70年代後半(ここ長い)

クリアボトル、スクリューキャップ、JAPANTAXがあったり、ネックがバルジタイプだったり、諸々⇦今回のボトル

 

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修正終了
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などとまぁ、移り変わりがあります。 

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今回は、JAPANTAXシール有りの、バルジタイプですね。

このブランドの上位版に、かの有名なハイランドネクターがあります。

以前記事にしました。

ハイランドネクター 70年代 760ml 43% ニッカ扱い - ウイスキーの庭

 

出会った方は、悪童ジョージに乾杯しましょう。take a peg!

 

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ロイヤルサルート 21年 LXX 黒陶器 限定リリース

こんばんは。今回は、由緒正しきブレンデッド、ロイヤルサルート 21年 LXX リミテッドリリースです。

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royalsalute 21y LXX limited 

 

エリザベス2世の戴冠を祝って21発の大砲がぶっぱなされました。

それにちなんでの21年熟成だそうです。

70年代、80年代の日本に入ってきた頃は3万前後したそうです。

それがこなれてこなれて、今や1万弱。

洋酒天国とは言ったものです。

 

陶器の色が複数あり、青・赤・緑・茶くらいが一般的に確認出来ます。

色で言えば、茶が割と古めだったと思います。 

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そうなんです。これは黒の陶器なんですね。

限定色という認識で良いと思います。

ヴァッティングを変えてるようには思えないんですが。。 

ダイヤモンドトリビュートやロイヤルウェディングの白陶器だったらまだ説得力があります。

 

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うーむ、飲んで確認したい。

黒陶器と白陶器が並べてバックバーにあったらカッコいいですよね。

 

 

ちなみに、年代特定のし易さで言えば、割とやりやすいボトルです。

有名どころは、陶器の製造会社でおおよその流通年代が分かります。

 

60年代はロイヤルドルトンだそうです。

70年代はスポード。

80年代はウェイド。 

90年代は、ポスリン??との情報があるのですが。。

 

ポスリン。ポスリン。

 

ポスリンの写真撮りたいですねぇ。

(このボトルの底面撮るの忘れました)

 

 

シーバスブラザーズのハイレンジ帯のウイスキー。程度の良いボトルに当たったら最高です。

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ミルトンダフ 12年 80年代後半流通 特級 明治屋扱い

こんばんは。今回はミルトンダフ 12年  

特級 80年代後半流通です。 

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 Milton duff 12y 80's

多いですね。ミルトンダフの記事。

今回はバランタインギフトBOXに入った正規輸入品です。

以前記事にした、アライドシックスのミルトンダフの前に流通していたボトルですかね。

 

ミルトンダフ 15年 46% 90年代流通 アライドシックス - ウイスキーの庭

 

※アライドシックスは記念ボトルというか、限定品の色合いが強い為、 直系だとまた別のボトルになります。 

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裏面には明治屋輸入のシールが。

従価無しの特級です。バランタインにも共通する80年代後半のシールレイアウトです。

 

70年代はバランタイン12年と共通のボトルを使っていると思われる、スクエア瓶です。

以前、前期ボトルを記事にしています。

 

ミルトンダフ 12年 1970年代流通 特級 従価 明治屋扱い - ウイスキーの庭

 

 

この時代は、ブレンデッドウイスキーが主流の為、正規輸入のシングルモルトは圧倒的に数が少ないようです。

(現に専用箱は無く、バランタインギフトBOXに入れられています。) 

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キーモルトという言葉すらマイナーだったのでしょう。

原酒で言うと、70年代中盤蒸留の割とツバの出るヴィンテージです。

 

出会った方は当時のバランタインと飲み比べしてみましょう。

 

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ジョンベッグ ゴールドキャップ 60年代流通 ティンキャップ 760ml 43% 特級 従価

こんばんは。今回は、貴重かつ、歴史深いブレンデッドのオールドボトル。

ジョンベッグ ゴールドキャップ 60年代流通ボトル。ティンキャップ。

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 john begg  GOLD CAP 60's tincap

 

ロイヤルロッホナガーをキーモルトとしたブレンデッドで、今尚ファンの多いDCLの遺産です。

 

ジョンベッグはブルーキャップ、ゴールドキャップとあるようで、一応ゴールドキャップは最上位版となっているかと思われます。

近年アメリカ周りで出た、ホワイトラベルもあるようですが、しっかり見たことございません。

 

60年代くらいのブルーキャップがホワイトラベルですから、それの復刻的な位置でしょうか。少しググってみましたが、味は全くの別物だそうです。

 

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裏面には、鈴木商会の取扱シールが。

雑酒表記のティンキャップにも鈴木商会の文字がありましたが、この時代の正規輸入会社なのか。。。

この時代の後のスクリューキャップからはコーンズアンドカンパニーだと思いますが、それ以前は正規とか並行とか関係なく、みんな輸入してたのかも知れません。 

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 特筆すべきは、液面の高さ。

写真でわかるでしょうか。

特級シールの真ん中辺り!!!

JAPANTAXシールの剥がれ残りが見えますが、そのちょっと下です。

保存環境が恐ろしく良かったのかも知れません。

 

基本的には、ティンキャップ自体はあまり液面が下がらないイメージがありましたが(ホワイトホースとか液面高いの多い)、まさかここまでとは。

衝撃です。

 

後は、ティンキャップの金属臭が無いのを祈るくらいです。

 

キャップの天面には「take a peg」と印字してあります。

「一杯やろうぜ!」という意味だそうです。

 

 

ちなみにの話ですが、新橋にjohnbeggというBARがあり、このブランドをモチーフに名付けられているそうです。

歴史も深く、50年近く続けられているそうな。

文壇BARとしても有名で、諸々の文豪が訪れたようです。

映画監督の小津安二郎もこの店でジョンベッグを飲むのを好んでいたとされています。1963年に亡くなっておりますので、今回のボトルは流通的にはほぼ同じかちょっと後かな、という所です。

 

以前記事にしたオールドパーの戦前ボトルよりは新しいですが、このボトルも色々なエピソードがあるようで、趣きがありますね。

 

一家に一本あっても良いと思います。

楽天ではブルーキャップしか見つけられませんでした。

紋章からして70年代くらいですね。


 

ぶるっちゃうくらい値段が上がっています。

仕入れももうキツイです。。。 

 

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スキャパ 12年 90年代〜00年代流通

こんばんは。今回は、90年代〜00年前半くらいに流通していたスキャパ 12年です。  

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アイランズモルトとしては個性的という程ではなく、かつてはブレンド用として殆どを出荷していた様です。

バランタインの魔法の7柱の内の1本です。

94年には操業停止し、以降細々とハイランドパークの職人が数ヶ月だけ生産していたという記述も見られます。

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2004年11月に復活するわけですが、

その辺りからエイジング表記がコロコロ変わっていきます。

この12年から、14年、16年、スキレンと空白期間の影響をモロに受けたリリースとなってしまっています。 

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とは言え、現実は2017年。復活初期の原酒でも17年は経っています。(バランタイン用に回されている風なので、殆ど無いかも知れませんが)

 

出会った方は、不死鳥の様に復活したザ・オーカディアンのプライドを感じてみて下さい。

もはや16年物も少なくなり(高くなり)スキレンに置き換わっているようです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

スキャパ スキレン 700ml
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 ありがとう、アライド!!!

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クイーンアン 60年代〜70年代流通 ダンピーボトル

 こんばんは。今回は、60〜70年代流通と想定されるクイーンアンです。 

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まずは表ラベルです。QUEEN ANNE の文字を見て下さい。フォントが小さいのです。(70年代流通の物と比べて)

以前記事にしたものが、

こちら

で、70年代中盤から後半くらいの流通と思われるのですが、今回のボトルと比べて文字が大きいですよね。

 

小さい方が古いと思われまして、 ボトルの変遷としては、

 

〜60年代中盤 ・ダンピー・小フォント・コルク栓

 

60年代中盤〜70年代前半 ・ダンピー・小フォント・スクリュー(今回のボトル)

 

70年代前半〜70年代中盤 ・ダンピー・大フォント・スクリュー

 

70年代中盤〜80年代前半 ・フラット・大フォント・スクリュー(前回の記事ボトル)

 

〜それ以降はまた、調べ直します。

 

さて、と言う事で、中々貴重なボトルの様な気がします。

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裏面に何も無いのが残念です。

輸入会社が分かればまた話が違うのですが。

海外在庫品で埋もれてて、遅れて輸入されたのか、個人輸入とかでしょうか。

 

最後に正面アップを。

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同じヒルトムソン系では、サムシングスペシャルの方が上位品らしいです。

しかし人気があるのは、断然こちらクイーンアンです。

不思議な話です。

 

出会った方は、海賊黒ひげを想像しながら飲んでみて下さい。

 

それじゃあ失礼します。