ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

クィーンアン 1970年代流通 特級 従価 オールドボトル

こんばんは。今回は、クィーンアン 70年代流通です。

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 ( Queen Anne 70's クイーンアン)

ダンピーボトルの後ですね。70年代後半くらいの流通でしょうか。

 

ヒルトムソン社が作っています。

他に有名なブレンデッドで言えば、サムシングスペシャルとかですか。

 

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特級、従価、760ml、43% です。お馴染みの。

 

東食というところが扱っています。

裏面のラベルには、グレンリベットとグレングラントの文字が。キーモルトですね、普通に考えて。

※合併して会社になってます。(グレンリベット&グレン・グラント蒸留所です。まんま)

シーグラムの買収前ボトルっぽいので、1977年以前の流通ですかね。

 

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このボトルや、ダンピーボトルは流通量は少なめだと思いますが、値段的にはまだまだ手頃です。ヒルトムソン社はロングモーンやグレンドロナックも所有していたかと思いますが、それらも使われていると考えて良いでしょうか。

 

最後に正面ラベル。

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出会った方は、黄金時代の人気蒸留所を嗅ぎ分けてみましょう。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレートアウトバック ブレンデッド 500ml 40%

こんばんは、今回はオーストラリア産のウイスキー、グレートアウトバックです。

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すらっとしたボトルでシングルモルトも出している様です。 

こちらはスペリオールブレンデッドの表記の如く、ブレンデッドウイスキーだと思われます。

カウジーメンク社の製造で蒸留を始めたのは1982年だそうです。

 

シングルモルトの方は、15年以上熟成された原酒をブレンド。

ノンピート麦芽を使用し、アメリカンホワイトオークの樽にて熟成されたとのこと。 

 ジムマーレイの評価では、バーボン由来とシェリー由来どちらも感じられるそうで、こればかりは飲んでみないと分からないですね。

 

今回のブレンデッドを飲んで、ニュアンスは感じられるのか。。

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500ml 40% トラベラー扱い

トラベラーという名前は、マイナーなバーボンの取り扱いでよく見る名前です。

 

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広大な大地が生んだウイスキー

怖いもの見たさで飲んでみてください。

 

それじゃあ、失礼します。

 

 

 

エイカーダイク スコッチNO.10 90年代流通

こんばんは。今回は、日本正規未輸入(恐らく)のブレンデッドです。

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パッと見てお分かりになるでしょうか。

 acredyke's の文字が有りますね。

読み方の分からない人でも、ウイスキー愛する人ならこの名前は聞いた事があると思います。

 

「エイカーダイク」scotch NO.10

 

そうです。あのボトラーズのエイカーダイク(エーカーダイク)と一緒です。

 

似た名前の別物だろうと、すぐに思いました。

アデルフィだって、昔あった蒸留所の名前ですしね。

 

しかし、ラベル下部を見ると、

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 acredyke whisky ltd glasgow と書いてあります。ボトラーズのエイカーダイクも同じ社名で、所在地はグラスゴーです。

うーん、なんとも言えませんね。

海外のサイトを見ると、このブランド自体は60年代くらいから流通はある模様です。

となると、2000年代初めくらいに

「新進気鋭のボトラー!」として出てきたのはどういう事か、、、

昔から会社はあったけど、ボトラーズとしては新しいよ!って事なのか。。

 

この辺りに詳しい方、教えて下さい。

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裏面には何もございません。

まぁ、700mlの40% なので、90年代中盤以降の流通だとは思いますが。

 

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ブレンデッド技術はいかほどのものなのか。ボトラーズとして、好きな方は試してみても良いのでは。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

オールドロイヤル 30年 90年代流通 オールドボトル

こんばんは。

今回は、オールドロイヤル 30年 90年代流通です。

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oldroyal 30years blendedwhisky 90's

 

バーンスチュワート社系列のバーンマッケンジー社がボトリングしています。

 

同社のボトルとしては、

・バーンマッケンジー

・オールドロイヤル

等が筆頭に挙げられます。

 

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国内流通では、よく見られる山信商事扱いです。 700ml 40%なので、90年代中盤くらいの流通でしょうか。

 

70年代あたりのボトリングでは、バーンマッケンジー系の原酒調達先はベル社とされているようですが、90年代に入って、

 

:ディーンストン(91年取得)

:トバモリー/レダイグ(93年取得)

 

とマイナーどころを従えてきています。

ウイスキーマガジンの記事では、

新しいマネージャーがトバモリーの原酒を確認したら、あまりの出来に酷くがっかりした、というような記述もあります。それはウェアハウスの中の物も含めて!だそうです。

 下の記事で書かれていますが、イアンマクミランが言っています。

マル島―トバモリーとレダイグを知る | WHISKY Magazine Japan

 

また、特級時代から流通しているブレンデッドにしては、色々な所で散見できるラインナップに30年は確認出来ません。

 

よって、蒸留所を獲得した後、

資金確保・原酒調整の意味合いもあって、30年を90年代にリリースしたように思います。

 

となると、キーモルトは、上記のディーンストンとトバモリーになりそうです。

ベル系のインチガワー、ダフタウン、ブレアアソールなども少なからず入っているとは思いますが、大きな割合は期待出来ません。

 

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封シールにはハイエンド感を表しております。

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マイナーな蒸留所ですら、60年代モルトを買おうとすると結構な金額になってきます。

(最近はグレーンの値付けもえげつない)

 

ニュアンスを感じたい方は、是非試してみて下さい。

やはり30年物はあまりありませんね。

かろうじて21年物がありましたが、安いな!ずいぶん!

マイナー銘柄は人気ないですねぇ。


 

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

デュワーズ アンセスター 60年代流通 オールドボトル

こんばんは。

今回は、デュワーズ アンセスター 60年代流通のオールドボトルです。

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dewar's ANCESTOR 60's

 

以前、70年代流通の【70年代流通】デュワーズ アンセスター 特級 従価 760ml 43% ニッカ扱い - を記事にしましたが、それより大体2ラベルくらい古い奴です。

 

今回のラベル

今回と似たようなレイアウトで、中の絵がバグパイパー

前回記事のアンセスター?

 

的な推移だったと思われます。

 ネプラスウルトラもホワイトラベルも含め、時間が経つと全て12年表記に変わっていきます。

 

熟成年数は同じで、使用している原酒の質が違うということで、相当な違いを出すジョンデュワーアンドサンズ。

天才か。

 

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裏面は何も無しです。

海外流通ですね。この時代もニッカさんでしょうか。

 

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ティンキャップ直後と思われます。

ラベル的にはティンキャップと被っていると思われますので。

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最後にラベルのアップを。

結構汚れてしまっています。時代を感じさせられますね。

ロイヤルヴァットとかはどのランクになるんでしょうか。

ウイスキーマガジンさんが記事にしていた、戦前のウイスキー事情では、ロイヤルヴァットもネプラスウルトラもBARに並んでいた様です。

 

出会えた方は、ブレンディングの妙をお感じ下さい。

今回と同じ年代の流通ボトルは無いですねぇ。

80年代流通がかろうじて売ってるくらいです。

なんで、こんな安いんでしょう。認知度がないんでしょうね。


 

 

それじゃあ失礼します。

 

 

ウシュクベ ストーンフラゴン "over 210" オールドボトル

こんばんは。

今回は、ウシュクベ ストーンフラゴンです。ブレンデッドでは割と人気のオールドボトルです。

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ウシュクベブランドのハイエンドだと思われます。

 

クリスタルデキャンタはあるのですが、そちらはリミテッドという位置付けだったと思いますので、常設品としては最上級かなと思っています。

 

モルト比率が高めなのは割と知られていて、85%をハイランドモルトベースでブレンドされているようです。

(販売当初が85%というだけで、現在は60%という記事も有り。ただスペシャリザーブモルト比率60%という情報が一般化されているので、85%でいいと思う)

 

しかも構成原酒の基礎として27年熟成のものを使用しているそうです。

正式なソースは見つけられませんでしたが、マリッジ後、シェリーバットで18ヶ月の後熟もされているようですね。

 

ホワイトマッカイもそうですが、マリッジを行うと若いボトリングでも多少角が取れる、というイメージがあります。

 

長熟モノをベース、しかもシェリーバットで18ヶ月の後熟(さすがに5回目くらいの樽だと思いますが)。

滑らかさが格段違うでしょうね。

 

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トゥウェルブストーンフラゴン社が作ってるようです。

一枚目の写真下部に、"over 210"が見えるかと思いますが、そちらの数字が流通年代に関係しているようです。

210時代でもレイアウトが相当変更されていて、中々情報がまとまりません。

 

輸入会社のシールがあれば、また違うんですが。ざっくり80年代流通としておきましょうか。

ちなみに数字で言うと、170、210、225 を写真で確認しました。

※後程細かくリサーチし、追記します。

 

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封シールもありますね。

陶器の製造はウェッジウッド社という情報もありますが、定かではありません。

多分違う気がします。グレンフィディックの奴みたら分かりますが、質が全く別物です。

こちらは、マンローズとかプラットヴァレー系です。

 

どちらにせよ、出会った方は是非ストレートで。

楽天で探してもそんなに値段上がってません。

買い込むなら今ですね。

 


 


 

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

ミルトンダフ 12年 1970年代流通 特級 従価 明治屋扱い

こんばんは。

今回は、ミルトンダフ 12年 70年代流通です。

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miltonduff 12years square bottle 70's 

 

ボトルの変遷については、私もあまりわかっていないのですが、バランタイン17年と同じボトルを使った13年物があったように思います。

 

その直後のボトルでしょうか。

バランタイン12年と同じ瓶を使用して、ボトリングされています。

 

表ラベルのグレンリベットの文字が金枠で囲まれておりますね。確か、囲まれていた方が古かったように思うのですが、どっちだったでしょうか。

 

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やはり、国内流通では明治屋さんですね。特級 従価 760ml 43% です。

1970年代中盤から後半くらいの流通でしょうか。

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JAPANTAXシールが無いのが残念です。

付いているボトルもあったら追って記事にしたいと思います。

 

以前記事にした、アライドシックスのミルトンダフよりは前のボトリングですが、こちらもミルトンダフ臭爆発の可能性があります。

是非飲んでみたい。。

 

興味のある方は、ぜひ一滴の加水で試してみて下さい。

 

70年代流通のオフィシャルボトルはないですね。

80年代後半くらいの流通ボトルがあるくらいでした。高いな。


 

それじゃあ失礼します。