【1950年代流通】雑酒表記 ロングジョン 760ml 43% 旭興業扱い
こんばんは。今回はロングジョンの50年代流通、雑酒表記です。
longjohn corkcap 50's
かの有名なロングジョンです。
ロングジョンといえば、70年代にラフロイグを取得し、オールドラフロイグを味わいたい方向けに最高のブレンデッドです。
現在は、トーモアをベースに構成されているようです。
さて、ではこの時代(40年代蒸留くらい)の構成原酒はなんなのか。。。
キーモルトの話になるとよく出てくるのが以下になります。
・ベンネヴィス (1825~1986 , 1989~)
ジョンマクドナルドの出発点ですね。親会社はちょこちょこ変わってますが、
基本的にはロングジョンと共に来てると思います。入っているでしょう。
・ラフロイグ (1963~ ※ロングジョン傘下になったのが)
ウィットブレッド⇒アライド⇒ペルノリカール⇒フォーチュンブランズ⇒サントリー?
的な感じでしたっけ?今やサントリーさんの傘下ですからねぇ、あのラフロイグが。。
1963年から所有なので、1962年以前に流通していた”雑酒”表記のこのボトルには
入っていそうもありません。もしかしたらアクセントとして購入していたかもしれませんが、所有ではないので比率は低めでしょう。残念。
・グレンアギー (1833~1983)
1956年にグレンアギーの所有者であった、シェンリー社をシーガーエヴァンス社が買い取り、ロングジョン系列になります。なので、今回のボトルには入っていると思われます。グレンウージーと読む人もいる様でどちらが正なのでしょうかね。
・キンクレイス (1958~1975)
言わずとしれた幻のモルトですが、ロングジョンディスティラリーズが作ったんですからさすがにロングジョン用としてブレンドはされるでしょう。この流通時期に間に合っていたかが争点になります。1962年以前の詰めという事は最低3年熟成の原酒でも1959年には樽に詰めていないとスコッチとは呼べません。ギリギリ稼働は間に合っていますが。。。もしかしたらファーストドロップの時期の原酒が混ざっている、、と考えたらものすごく貴重に感じます。モファットレベルの貴重さです。
・トーモア (1960~ ※蒸留開始は1959年だそう)
現行のロングジョンのキーモルトとなっているトーモアさんです。
蒸留開始とされる初期原酒を混ぜていたら貴重です。
グレーンに関してはストラスクライドでしょうね、もちろん。
というかですね、色が完全に3~5年くらいの短熟では出せないものです。
ファーストのごりごりシェリー樽でも3年くらいじゃここまで出ないのでは??
そう考えると、キンクレイスもトーモアも脈なしでしょうか。
(※キングスバリーのファーストドロップで結構濃いのあった気がしますけど)
じゃあ何が混ざっているんだ、って話になりますよね。
ベンネヴィスとグレンアギーとストラスクライドだけで作らないですよね。
というか、生産量が間に合わないですよね。
ここで、候補に「クローズドディスティラリー」が入ってきます。
きました、閉鎖蒸留所です。
話はそれて、取り扱いは旭興業です。
50年代~60年代くらいのウイスキーを結構輸入しているイメージです。
結構この名前見ますよね。
改めて正面ラベルを。右下はロングジョンの肖像でしょうか?
ただのバグパイパー的な人間でしょうか。
トップはJAPANTAXシールにコルク栓。
昔はコルクだったんですねぇ。
ティンキャップは採用してないんでしたっけ?DCL系以外は。
と、まぁ、何を言おうとけっこう貴重なボトルだと思います。
この時代に閉鎖した蒸留所についてはいずれ調査したいです。
何が入っているのか気になりません?
楽天では、なんとコルク栓が売ってました。JAPANTAXシール有りの特級です。
70年代初期くらいですかね。液面が少し下がり気味なのが残念です。
Long John ロング ジョン スペシャル リザーブ 特級 旧ラベル 760ml 43% 70s ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー 【中古】(未開封品)【レア】【希少】【ヴィンテージ】
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出会ったかたは身長が高くなるように祈りましょう。