ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

アベラワー 8年 VOHM 特級 従価 80年代初期流通 700ml 43%

こんばんは。

今回は、シングルモルトです。

アベラワー 8年 VOHM 特級 従価 80年代前半~中盤あたり流通です。

 

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aberlour 8years V.O.H.M 80's

 

フロスティボトルと呼ばれていたり、ブランデーボトルと呼ばれていたりします。

フランス国内で人気のアベラワーだったらしく、思いっきりブランデーに寄せていった戦略です。

「VOHM」も「Very Old Highland Malt」の略です。

完全なVSOP寄せですね。もっとスコッチとして威張ってほしかったですが。。

流通年代は被っていたかもしれませんが、これより以前のボトルは角瓶で風情があります。(通称:アベ角)

 

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西武百貨店の扱いですね。特級・従価ですが、700mlです。

こういうところもブランデーに寄せすぎです。

(ブランデー規格は昔から700ml)

 

アベラワー・グレンリベットと割と最近まで、名乗ったり名乗らなかったりした蒸留所です。いい意味でプライドが強くなく、ビジネスライクなのかもしれません。

 

現在は正規輸入が無いんでしたっけ???

(思いっきりペルノリカールさんが正規輸入してます。失礼しました。)

 

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液面もあまり減っていないようです。

筒箱にボトリング時の液面が載っているので、劣化状態が分かりやすくて助かります。

 

出会えた方は、おフランスに行ったと思って飲んで下さい。

 

それじゃあ、失礼します。

 

 

 

ラガヴーリン 16年 ホワイトホース表記 90年代流通 オールドボトル

こんばんは。

今回は、アイラの巨人・ラガヴーリン 16年です。ホワイトホース表記の90年代流通 オールドボトルの入門編と言われています。(今やハードルが高い)

 

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ホワイトラベル(クリームラベル?)12年の後に出たと思われますが、確定とされるソースは見つかりません。

 

12年のホワイトラベル+グリーンボトルもあったと思われますが、どういった推移で16年に変わったのでしょうか。

 

80年代から90年代の移り変わりとして、

・ホワイトラベル クリアボトル スクリュー

・ホワイトラベル グリーンボトル コルク

・現行ラベル風 ホワイトホース表記

・現行ラベル

 

かなぁと思っておりますが、合ってるのでしょうか。見たことすらございません。

 

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裏面の、ディアジオ系に必ずあるラベルはまだ姿を現しておりません。

並行輸入で、アイエスエフ貿易が扱っているようです。

 

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上ラベルのアップです。

紋章があり、その下の文字に、whitehorse表記がございます。

 

それプラス。

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下ラベルの一番下にもwhitehorse表記があります。

これが、初期の頃のボトルのようですね。

 

しかも700mlではなく、750mlなので、ラベルチェンジ最初期の頃かも知れません。

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サイドのデザインも、、

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また、オシャレでございますね。

マイケルジャクソンが言うには、最高のモルトのようです。

オールドボトルとしては、中々出会う事も少なくなってきました。

 

ラガヴーリン16年ホワイトホース表記の入手はこちら

 

出会った方は、カリラと飲み比べてみて下さい。

 

それじゃあ失礼します。

 

ロングジョン 21年 ロイヤルチョイス 80年代流通?

こんばんは。今回は、あまり流通のない、長熟ブレンデッドです。

ロングジョン 21年 ロイヤルチョイス です。

 

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longjohn 21y royalchoice 80's?

 

明るめのブルーの陶器製ボトルは良く見るのですが、こちらは中々見かけません。

ロングジョンという銘柄は、ジョンマクドナルドがベンネヴィスをベースに作ったブレンデッドのようです。

(ベンネヴィスのDBシングルモルトは10年物しか流通してないですが、あれは隠れた銘酒です)

そこから、時間が経ち、1958年にトーモアを建設し、以降はトーモアがキーモルトになっていったようです。

その後、ラフロイグを傘下に入れ(1963年との情報も)、

 

キーモルトは 、ベンネヴィス・トーモア・ラフロイグとなっていったのですね。(現在のベースはどうなっているのだろう)

 

1970年代流通であれば、稼働停止前の、グレンアギーやキンクレイスも混ざっているかも知れません。

 

さて、今回のボトルに戻り。

情報が実に少ないのですが、恐らく1980年代流通です。(ソースは細かい情報をもろもろ繋ぎ合わせ、予想)

 

それを前提に原酒を考えた場合、1960年代の蒸留となり、前記のキーモルト群が含まれている可能性があるのですね。

 

ロマンがありますねー。

 

キンクレイスなんてGMのブラウンラベルが出てもバカみたいな値段になってしまっています。(たまぁにフェイクくさいのがありますのでご注意) 

 

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裏面には、ジョンマクドナルドがうんたらかんたら、、、 

 

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ラフロイグの60年代を買おうとしても、何十万レベルを覚悟しないといけない時代です。

出会った方はここぞとばかりにガブガブ飲んで下さい。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

ボウモア 12年 シルクプリント 1990年代流通 1000ml 海外流通

 こんばんは。

今回は、アイラの女王 ボウモア 12年 シルクプリント です。

 

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bowmore 12y 1990's

1990年代に流通したシルクプリントラベルですね。

色々なブログで解説されておりますが、70年代中後期~80年代に蒸留した原酒は

パフューム香(化粧品のような)が強いものが多いようです。

昔どこかの記事で輿水さんが語っていたのを見ましたが、どこへいったのか。。。

原因はこれだ!的なことがずばり記されておりました。

 

 

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 ネック下部のにゅっとしたところ、かっこいいですよね。

70年代のブレンデッドでよく同じような形状を見ますが、おそらくポットスチルを意識してるんでしょうね。あの曲線好きだなぁ。

 

 

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 キャップは後期のもののようです。

前期はグリーントップのようなので。実際見たことはないので、手に入ったら記事にします。

缶ケースなんですが、蓋にはモリソンの表記があるんですね。

サントリーが買収してからも同じものを使っていたのかは分かりません。

普通は、買収したら箱からケースから色々変えると思いますので、93年(だったかな)に買収される前のボトリングかと想定されます。

(どちらにせよ魔の80年代です。)

以前記事にしたダンピーボトルの後に、、、

 

amber-garden.hatenablog.com

 色がついていない、透き通ったプリントボトルに変わります。

そして、そのあと、今回の色がついたシルクプリントボトルになったと思います。

間のボトルがあったら、後日アップします。

 

 

 

出会った方は、是非飲んでみてください。

少し前までは、全然人気なくてゲテモノ扱いされてたんですが、今や貴重になってしまったようで、値が張ります。

 

それじゃぁ、失礼します。

 

 

 

 

【70年代流通】デュワーズ アンセスター 特級 従価 760ml 43% ニッカ扱い

こんばんは。

今回もブレンデッドです。

ミドルクラスになりますが、評価は概ね高い、デュワーズ アンセスター 70年代流通です。

 

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ホワイトラベルの上位版ですね。

さらにこの上位には、かの有名な

「ネ・プラス・ウルトラ」

がそびえ立っております。

 

このラベルはよく見るのですが、ニッカが扱っており、70年代中盤から後半くらいに流通していたと思われます。

その後には、似たようなラベルで12年表記が入ってきたと思います。

 

ホワイトラベルの of great age 表記の方が人気ありますね。

確かにラベルはかっこいいですもんね。 

 

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輸入業者のラベルとしては中々主張のある感じです。JILはこんな感じのラベル多いです。キングジョージⅣ世とかも似たようなレイアウトだったと思います。

 

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液面も問題無いレベルです。

出会った方は、中々飲めないネプラスウルトラを想像し、味わって下さい。

もしくは六本木のネプラスウルトラさんへ行きましょう。

 

デュワーズアンセスター70年代の入手はこちら

 

==================2017.05.15追記=================

この記事のボトルより2ラベルほど古いアンセスターも記事にしました。

 

amber-garden.hatenablog.com

 興味のある方はどうぞ。

==================追記ここまで=================

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

ジョンウォーカーズ オールデスト 750ml 43% ジョニ青

こんばんは。

今回は、ブレンデッドの銘酒、

ジョンウォーカーズ オールデスト 750ml 43% です。 

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(≒ jonnie walker BLUE LABEL )

ジョニーウォーカー ブルーラベルの偽物と間違えてしまう人もいるかも知れません。

しかしながら、偽物ではなく、幻に近いブレンデッドウイスキーなのです。

発売したのは80年代中盤の数年のようで、ラベル下部にある、

「AGED 15 to 60 YEARS」の部分が怒られてしまいラベルチェンジを幾度となくします。

この後、

ジョニーウォーカー オールデスト

ジョニーウォーカー ブルーラベル

に変わっていきます。

 

細かい話では、ジョニーウォーカーでオールデストで、60YEARS表記もあったと思いますが、ざっくりと言うと上の感じで偏移していきます。

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 ロイヤルブルーのかっこいい瓶です。

イギリスではブルーが最も高貴な色とされていたと思います。

 

 

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液面もそれほど下がってなく、問題無い範囲でしょう。

出会った方は、1920年代の原酒を感じてみて下さい。

モートラックやクライヌリッシュ(この時代はブローラか?)、タリスカーなど、

そうそうたるメンツが揃っていたはずです。(ベースモルトの話)

 

楽天でもついに!ジョンウォーカーズを発見しました。

ジョニーウォーカーだと思われていますが。ジョン表記です。

というか、高いよ!!4万円をブレンデッドに出すのは、少し勇気がいりますね!

 


 

 

それじゃあ失礼します。

 

 

シングルトン オブ オスロスク パティキュラー 1978-1993 14年熟成

こんばんは。

今回は、世界一にも輝いた、

シングルトン オブ オスロスク パティキュラー  1978 14年熟成 1993年ボトリング です。

 

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70年代モルトでございます。

 豪華な箱に入っておりますね。

 赤いラベルの通常のシングルトンもありますが、こちらは「パティキュラー」です。

意味としては、「特にこの・独特な」といった、特別なボトリングであることが分かります。

 

ボトラーズで最近、オールドパティキュラーがありますね。あまり、特別じゃないものもありますが。。。

 

オスロスク蒸留所のモルトですが、ゲール語はやはり発音が難しいので、わかりやすくシングルトンにしたようです。

 

この、オスゥロォイスクは、現在も入手は可能です。

花と動物(通称:はなどう)や、DBの20年物とかが割と手軽に売っています。

 

シングルトンという、ブランド?は今や、

 

・シングルトン オブ グレンオード (アジアまわり)

・シングルトン オブ グレンダラン (アメリカまわり)

・シングルトン オブ ダフタウン  (ヨーロッパまわり)

 

 という、MHD3兄弟に使われています。

裏面をどうぞ。

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ヒューブラインが扱っております。

カスクNO.0001から0059をヴァッティングしてボトリングのようです。

 

 

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冊子やらなんやらも諸々付いています。

贈答品用のボトルですね。

バブル時代はこれが一般的だったのでしょうか。

 

 

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すいませんでした。よく見たら、

下の部分に蒸留日と瓶詰日が書いてあります。

蒸留: 1978/10/20

瓶詰: 1993/02/07

 

なので、14年ちょっと熟成です。

 

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 最後に正面ラベルを。

世界一に輝いたというのは、冊子の中にたらたらと書いてあったと思います。

写真は撮り忘れました。

出会えた方は確認してみて下さい。

 

それじゃあ失礼します。