ウイスキーの庭

主にオールドボトルの紹介をするウイスキーブログです。基本的にテイスティング記事はありませんが、ほぼ毎日ウイスキーを飲んではいます。

ハイランドネクター 70年代 760ml 43% ニッカ扱い

こんばんは。

今回は、渋めのブレンデッドです。

ハイランドネクター (highland nectar) 

特級 従価 760ml 43% 1970年代後半流通

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 歴史のある銘柄のオールドボトルです。

キーモルトタリスカーとローズバンクのようですね。70年代はタリスカーシングルモルトで一番評価を受けていた、とどこかで見ましたので、ソースを検索中です。。

 

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キングジョージⅣ世の上位版ということで、原酒も良いものを使用しているはずです。

DCLの銘柄整理の際に消えていったボトルですかね。

オーバン12年と同じボトルを使ってますね。かっこいいフォルムです。 

(最近出ている、シャンプーのラックスを見ると、ハイランドネクターを思い出します。)

 

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替栓が無くなっています。

付けた状態で見ると、カウンターで映えますよ。

 

ちなみに、歴史がある、というのは、ウイスキーマガジンの記事で戦前の洋酒事情を特集しているのですが。。

戦前の日本とウイスキー【その1・全3回】 | WHISKY Magazine Japan

戦前のバーに並んでいた銘柄の一つに、ハイランドネクターが記されています。

他には、ハウスホールド、ネプラスウルトラなど錚々たるレジェンドがありました。肩を並べるハイランドネクター

 

やるね。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

サントリー エンジェルズブレンド (angel's blend) 500ml 43%

こんばんは。

今回は久々の国産です。

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サントリー angel's blend (エンジェルズブレンド) 500ml 43% EXPORT ONLY 

 

です。サントリーによれば、

1996年〜1997年にかけて、台湾で限定発売されたもののようです。

 

約2年間のみの流通、しかも免税店等の流通の為、限りなくモノは少ないと思われます。

エイジング等は不明ですが、シェリー主体なのかなとも感じます。

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ちょっとしたブックレットには、

"天使の分け前ってあるけど、それとは関係なく、天使ぐらい華やかなウイスキーだよ"的な事が書かれています。

 

英語の部分にはバレルの文字が見えますが、単純にカテゴリとしての樽を差していると思われますので、バーボン樽使用ということでは無いと思います。

 

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リボンやらキャップやら、割と手が込んでいます。500mlということを考えると結構グレード高め設定なのかも知れません。

 

なかなかバーでも出会える事は少ないと思います。

ネットショップではちらほら見かけます。まず、存在自体が知られてないと思います。

限定された2年間の間で、台湾に行く人は何人くらいでしょうか。

しかも、その行った人がウイスキーに興味を持っている確率は??

となると、なかなか幻とも言えなくもないですね。

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

フォアローゼズ 1970年代流通 特級 従価 760ml 43% キリンシーグラム扱い

こんばんは。

 今回はフォアローゼズ イエローラベル 6年 1976年ボトリングです。

 

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ケンタッキー州にある、ローレンスバーグ蒸留所の主要銘柄です。

フォアローゼズの由来としては、

 

①創業者とその兄弟、兄弟の子供二人、の計4人の名前にローズが入っているからフォアローゼズ。説

 

 

②創業者がある女性に結婚を申し込みました。その女性が言います。

「少し考えさせて下さい。お受けする場合は、薔薇のヘアアクセサリーを付けていきます。」

その夜のパーティ、女性は4つの薔薇をあしらったアクセサリーを付けて現れたのです。その嬉しさに感動して、フォアローゼズというバーボンを作ったそうな。

 

いやぁ、、、絶対作家がいるなぁ。

もしくは創業者、カッコつけてねじ込んだか、、、

 

まぁ、心温まるエピソードですね。

野暮言うのはやめましょう。

 

エステリーさが大丈夫な人は、ガブガブ飲んでいきましょう。

これから美味しい季節ですよ。

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キリンシーグラムですね。4/5quart表記がかっこいいです。

 

確か住所によって年代の特定が容易なはずです。

というか、バーボンはエンボス加工があるので助かります。

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今更言うのもなんですが、バーボンソーダが合いますね。と言うか、バーボンでもバーボン樽構成のモルトでもソーダが合います。

Amazonでのイエローラベル最安値は、執筆時で998円!

結構安いですね。このボトルも50年持ってたら、あの頃は、、って言われるんですかねぇ。。

 

 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プライド オブ ストラススペイ 25年 90年代流通

こんばんは。

今回はボトラーズの一本。

プライド オブ ストラススペイ 25年 60年代蒸留 です。

 

Pride of strathspey 25years old  

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G&M(ゴードン マクファイル)がボトリングした、ヴァッテドモルトとされています。、、、今はヴァッテドって言わないんでしたね。

ブレンデッドモルトです。

 

ハイランドモルトのみをブレンドした、プライドオブシリーズの復刻版なのですかね。 他にはアイラとか見た気がします。確か全地域出てます。

 

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カメラの映りの問題か、ガッチガチのシェリーですね。中身はダルウィニー単一だとかも言われてましたが、今はブレンデッドモルト説が有力のようです。

 

なぜダルウィニー説があったかというと、

昔はダルウィニー蒸留所は、ストラススペイって名乗ってたらしいんですね。

それだけの理由のようです。

執筆時の最安値は3960円ですか。イメージは3500円くらいでした。

 

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G&Mのキャップは汎用品過ぎて、オールドボトルだと手が出しづらいですよね。イタリア廻りじゃなくて良かったですよ。

90年代には終売になってた様な気がします。逆算すると60年代蒸留のモルト

 

今は高くて、そうそう飲めませんなぁ。

 

70年代が一万円台で買えてた頃が懐かしい。。。

わしゃ老害か!!!!

 

 

それじゃあ失礼します。

 

 

80年代流通 カーデュ 12年 ジョニーウォーカーラベル 特級 従価 時代

こんばんは。

今回は、カーデュ 12年 80年代前半流通です。

 

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cardhu puremalt 750ml 43% 80's

特級時代のものですね。

ジョニーウォーカーのキーモルトとして有名で、非常に柔らかいモルトです。

没個性と言うにはちょっと言い過ぎかなと思いますが、飲みやすいお酒です。

 

ウイスキーとか飲んだこと無い人に、まず最初に飲ませるなら、断然カーデュのハイボールをオススメします。

 

よく初心者にお薦めのウイスキーは?のような記事をいくつか見かけますが、

一切 カーデュは入っておりません。

(まぁ、入手性とか考えたら普通はリベットとか推しますよね)

あまり知名度は無いですが、しっかりしたウイスキーです。

 

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ネックにはストライディングマンがいます。

ジョニーウォーカーのラベルにいる、あの紳士風おじさんです。

この時代はこんなに押し出してたんですね。

 

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裏面には何もありません。剥がれてしまったのか、、、元々無かった様な気もします。

 

ちなみに、正面ラベルの少し下にある、

「MALT」の左がPUREになっていますね。これが特級従価時代だったような気がします。

 

この後にSINGLEに変わったような。。

といいますか、PUREMALT事件でUD社(ユナイテッドディスティラリー)が怒られて変えたんでしたっけ?

 

 

とはいえ、ウイスキー未経験者への、カーデュのハイボール、オススメしますよ。美味しいです。

あと、モーレンジオリジナルのハイボールも未経験者には入りやすいです。

ウイスキーが好きになると思います。

 

銘柄はズレますが、初心者にはグレンモーレンジィのオリジナルあたりでも良いと思います。 

¥2924円 グレンモーレンジ オリジナル 10年 700ml(22-4)

 

¥3216円 カーデュ 12年 700ml(34-3)

どちらも「かめや」さんです。

 

 

 

今回の記事のオールドボトルは、ちなみに楽天では、8870円でした。

一本持っててもいいんじゃないでしょうかね。

 


 

それじゃあ失礼します。

 

 

 

 

 

オールドパー 1930年代〜1940年代蒸留 コルク栓 クラックルパターン無し

 

 

こんばんは。

今回はオールドパーの歴史的ボトルです。

まずは写真をどうぞ。

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1940年代流通と思われる、オールドパー コルク栓です。

古いウイスキーの代名詞といえば、ティンキャップですね。

前にもティンキャップ・雑酒時代のオールドパーを紹介しています。

 

amber-garden.hatenablog.com

 ティンキャップというものの出自として、

 

コルク不足による代替案で考案されたもの。

 

となっています。その理由として、第二次世界大戦による世界的資源不足が背景としてあるようです。

 

では、第二次世界大戦はいつから始まったのでしょうか。

(歴史の勉強みたいですいませんが。。。)

wikiには1939年から1945年まで、と書いてありますね。

 

 

じゃぁ、1939年以前にボトリングされたオールドパーかといえば、一概には言えなくなります。(そうなると1920年代蒸留確定なのですが。。)

 

世界的な資源不足により、ティンキャップへの変更を余儀なくされたので、

戦火が激しくなった1940年~1941年前後で変わっていったのかなと考えます。

イギリス的には大空襲やらドイツへの宣戦布告やらなんやかんやありましたからね。

 

それで計算すると1920年代後半蒸留とも考えられるのですが、

まぁ、幅を持って1930年代蒸留の原酒と想定しています。

 

当たり前ですが、吉田茂さんがガンガン飲んでハマる前のボトリングです。

 

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 クラックルパターンが無いんです。

(瓶の周りにある、あのシワシワのやつです)

クラックルパターンを採用したのがいつ頃か分かれば、流通年代も特定できますね!!

 

クラックルパターン、、、は、、、と、、、、

 

全然情報がありませんな。

赤坂でBARをやられている方のブログで情報があり、MHDにも問い合わせているようです。よし、、、、、私もメールしてみよう!!!

 

(と、いう事で、返答があり次第、また更新します。)

ブログでは1940年代~50年代となっていますね。

まぁ、1940年代入ってもしばらくはコルクの在庫はあったでしょうから、、、

そう判断できるとも言えますが、、、

 

 

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 液面も問題ないですね。

というか、たっぷりあります。

ancient表記だったら戦前確定だったかも知れません。

 

まぁ、気長に待ちましょう。

オールドパーに詳しいかた、ご連絡おまちしております。

 

 

 

 

バランタイン 12年 1962年〜1971年流通 特級 従価 760ml 43% 明治屋扱い

こんばんは。

今回もバランタインになります。

毎度毎度すいません。

 

バランタイン 12年 1962年〜1971年流通品 となります。

 

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まずはお馴染み、赤青旗の確認ですね。

これで70年代前半くらい、という事を想定します。

そして、ラベル上部の「Ballantine's」の下、12の両脇に金字でゴニョゴニョ書いてありますよね。

 

すいません。拡大しましょう。

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「TWELVE YEARS OLD」ですね。

この文字が、「Ballantine's」と上下ピッとくっついていると、古い!という事になります。

 

また、旗の右側に135の数字が見えると思うのですが、この数字はバランタインの紋章/ブランドを使い始めて135年経ちましたよ、ってことなのです。

 

つまり、何年くらいかというと、、、

 創業が1827 + 135 = 1962年以降のボトリングとなります。

 

ちなみにこの135の部分は、次のラベルの時に145に変更されます。

従って、1962年〜1971年までに流通したボトルということが分かります。

 

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やはり安心の明治屋

760ml 43% 特級 従価 ですね。

相変わらず、

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JAPANTAXシールも確認出来ます。

 

裏面のエンボスを確認しないままダンボールにしまってしまった為、もう少し細かい特定ができないとこが辛いです。

帰ったら見てみましょう。

 

ちなみに、クロニクル的に知りたい方は、くりりんさんのページが実に詳しく説明してくださっていますのでご確認下さい。

 

1950年代の原酒ですね。

是非楽しんで飲んで下さい。

 

バランタインはファイネストと17年、30年も記事にしております。

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

amber-garden.hatenablog.com

 

 

amber-garden.hatenablog.com

 色々な時代があるものですねぇ。